屋上プールに鯉を放しました  2012年
            プール浄化大作戦 
10月20日(土)


 水泳が終わった後は、ずっと屋上のプールを使用することはありません。防火水槽という役目
で水はためてありますが、使うといえば鴨がたまに休みにきています。おかげで。鴨のフンで水
がかなり汚れてしまいます。またコケが大量に壁につきます。
 また水のなかを見ると、たくさんのウスバキトンボの幼虫(ヤゴ)がたくさんいます。しかしこの
ウスバキトンボは寒さに弱く冬を越すことはできません。たくさんのヤゴがプールの水のなかで
死んでしまい、またプールの水を汚してしまいます。
 そこで環境委員会・エコクラブではプール浄化大作戦を考えました。

 作戦1 鯉の稚魚を放して、プールのコケを食べてもらいます。

 作戦2 マイエンザをプールに投入して、鴨のフン、鯉のフンを分解してもらいます。

 そして、お楽しみとして来年の5月頃にはプール掃除の前に鯉つり大会を考えています。どうこの
試みが成功するか楽しみにしていてください。

今日20日(土)南小まつりエコマーケット準備の日。
鯉の稚魚が南小にやってきました。
鯉の稚魚が約200匹です。
さっそくこの稚魚を屋上に運びました。 稚魚は東川口、地元の食堂コイハウスのマスター
からいただきました。沖縄料理のお店を営むかたわ
ら錦鯉を育てていらっしゃいます。
100匹は、まず腰洗いそうにためた水のなかに
放しました。
数匹ずつ水のなかに入れていきます。
ざっと放すと、汚れた水が水そうの水に移るうつるの
でよくないそうです。細かく気を使われています。
次にいよいよプールへの放流です。約100匹の鯉
を放しました。
 1人3匹ずつプールに放していきました  広いプールなので、よく見ないとどこに鯉がいるの
かわかりません。
プールの水の中、特に壁ぎわを見ると、たくさんの
ウスバキトンボの幼虫(ヤゴ)がいました。
これがヤゴです。
しかし寒さに弱く、プールで冬を越すことはできませ
ん。



  鯉つり大会 大盛況  2013年 5月18日(土)
 
 5月18日(土)は天気に恵まれ、鯉つり大会を行うことが出来ました。戸塚南小学校では初めてとりく
みです。子どもだけで約60名  親子で100名をこえる参加がありました。
 昨年の10月20日(土)に鯉を放してから半年以上たち、この日を迎えました。

 水泳が終わった後は、鴨のフンで水がかなり汚れてしまいます。ゴーヤのグリーンカーテンが終わって
からネットをプールにかけて鳥よけにしましたが、その時(10月)にはプールの表面3分の1ぐらいはフン
がおおっていました。またコケが大量に壁につきます。秋には水の中にたくさんのウスバキトンボの幼虫
(ヤゴ)がたくさんいます。ウスバキトンボは寒さに弱く冬を越すことはできません。たくさんのヤゴがプー
ルの水のなかで死んでしまい、またプールの水を汚してしまいます。
 プールの水を汚す大きな原因はこの2つです。鳥のフンとウスバキトンボの死骸です。


  環境委員会・エコクラブではプール浄化大作戦を考えました。

  鯉の稚魚を放して、えすばきトンボのヤゴとプールのコケを食べてもらいます。

  さらに、当初は、マイエンザ(環境浄化微生物活性剤)を追加する予定でしたが、今回は鯉だけで
変化を調べることにしました。


 そして、今日18日(土)を迎えたというわけです。

鯉つり大会が始まりました。ピロティにたくさんの人が
集まりました。子どもだけで60名、大人をあわせる
と軽く100名を越えています。
つり道具はエコクラブで用意しました。
つりざお30本を用意して、2人1組ぐらいでつりをし
てもらいます。在家小エコクラブからもつりざをお借り
しました。つり方については環境アドバイザーの神山
先生にお話してもらいました。
さおを下から前に出すようにしてエサを投げます。
プールはせまいですから、鯉ではなくて、友だちをつ
ってしまいますからね。
これがエサの細ミミズです。
つりをする人には1つだけ条件があります。
ミミズを手でさわれることです!
みんなできるかな???
説明が終わってところで、屋上プールにいきました。
まずはエサのミミズをはりにつけるところから挑戦!
エサがついたら、そっと下から前にさおを出してつり
の開始です。
エサをつけるのにみんな一生懸命でした。 さあ、つりを始めるぞ!
うきを見ながら… じっと待ちます。 うきが動くと鯉がエサのミミズを食べている証拠で
す。
やったあ錦鯉ゲット! お家で飼う人は、水そうに入れています。
女の子も、負けてはいません。 低学年も、どうだ!大きいきれいな錦鯉がつれまし
た。おめでとう!
鯉と一緒に記念写真! これぐらいの鯉でも、かなりの手ごたえがありました。
女子グループも仲良く協力してつりあげました! ぞくぞくとつれていきました。
大物ゲット! 金魚みたいなかわいい錦鯉も多かったです。
1人1匹どころか、みんな2,3匹釣り上げていました。
多い人は6匹という人もいました。
自然観察員の横山隊長も応援にきてくれました。
最後に、投網のかけ方を実演してくれました。
午前中は鯉つり大会でした。
お昼を食べて、午後はプールに入ってのつかみどり
です。
どんどん水がひいて、水が膝より下になり長くつで
プールに入りました。
手づかみで鯉をゲット! お天気よかったので、水も冷たくなかったです。
鯉はどこかな? 網でゲットしました!
プールには錦鯉だけでなく、ヤゴもたくさんいました。 どんどん水位がさがって、鯉もつかまえやすくなり
ました。
みんなで鯉つり、鯉つかみを楽しみながら、同時に
プール清掃もしていきました。
鯉つかみ大会が終わった後、サポーターを中心に
プールの清掃の仕上げをしました。
高圧洗浄機にデッキブラシを使って掃除をしました。 見てください。プールがこんなにきれいになりました。
錦鯉は川に放すことはできません。家で育てる人には
持って帰ってもらいました。残った鯉は、はじめに提供
してもらった戸塚の沖縄料理のお店「コイハウス」でひ
きとってもらいます。
次の日19日(日)、コイハウスのマスターに来てもらい
鯉をひきとってもらいました。
マスターによると、「鯉ずいぶん成長しましたね。プー
ルの環境がよかったんでしょう」ということでした。
鯉にはお世話になりました。 小さかった稚魚がこんなに大きくなりました。
プールのウスバキトンボやコケを食べたり、または
ユスリカ、ボウフラも食べてくれたことでしょう。プール
を掃除するだけでなく、鯉つり大会も楽しませてもらい
ました。
美園の池にもどります。
また、来年の鯉つり大会を楽しみにしていてください。