井戸掘りプロジェクト始まる 1月25日


 戸塚南小学校の南側には斜面林があります。そこには水路がつくられています。学校開校当時、
7年前にはわき水がわき出して水が水路を流れていました。毎年、春にはこの水路にヒキガエルが
タマゴを産み、トンボのヤゴも育っていました。
 ところが、学校の周りの宅地化が進み、公園が整備されるにつれて、水が涸れていきました。水
路の先の池も、雨がしばらく降らないと水が干上がってしまいます。たまり水だけの池は汚れが目
立つようになりました。
 今年の春は、毎年のように見られたヒキガエルのおたまじゃくしを見ることができませんでした。
生活科でオタマジャクシを育てる2年生の子ども達もがっかりしていた。水辺が無くなると、生き物
は激減してしまいます。

 今年の7月、4年生が理科の授業で斜面林の生き物観察をしたときのことです。真夏の炎天下
水が干上がったと思われた水路のところどころに、わずかですが水たまりがありました。他の場所
はもう完全に干上がっています。水路近くのどこからか水がわき出していたのです。
 その水たまりを見ると、夏7月だというのにオタマジャクシがいました。

 虫網を持って、生き物調査スタート
 水路をのぞきこむと、水たまりがあります。わき水が
でているんですね。
 
見て下さい!真夏だというのにオタマジャクシがいました 


このオタマジャクシは何ガエルなのだろう…といろいろ調べてみました。学校のアクアリウムに
水槽を用意して育てました。小さいうちは、何というカエルなのか特徴がわかりずらかったので
すが、アクアリウムで育つカエルが特徴を現してきました。

アクアリウムの水槽です。 葉の上にちょこんと座っています
色がわかりますね。 アップにすると!

 カエルは「アマガエル」でした。住宅地でアマガエルというのは珍しいそうです。しかし、それよりも夏の
あの炎天下、水が干上がったと見える水路のわずかの水たまりから産まれたんです。わき水がつくりだした
あのわずかの水たまりがなければアマガエルを見ることもなかったことでしょう。
 水路に少しでも、もう一度水が確保できれば、ヒキガエル、アカガエル、ヤゴなど、たくさんの水生生物がもど
ってくることでしょう。水辺を確保するために「井戸」を掘れないだろうか…こんな願いを、子どもたちと持つよう
になりました。
 斜面林は樹木も枯れてきています。植樹をできないだろうか…。カブトムシが育つような豊かな森にしたい。
水辺が確保できれば、ビオトープで毎年放しているホタルも斜面林で育てることができるかもしれません。

 そこで、埼玉県の「みどりの埼玉づくり県民提案事業」に井戸掘りと植樹の企画を応募しました。見事、提案は
通り、予算をつけてもらうことができました。この企画にあたっては川口市公園課、川口市公園緑地公社には
大変お世話になりました。

 そして1月25日、井戸掘りの日を迎えました。

井戸掘り1日目  1月25日(水)

井戸を掘ってくれる「モッチ井戸掘り専門店」の目黒
さんが学校に到着。
子どもたち、みんなで出迎えしました。
井戸掘りにはいろいろな準備が必要です。
子どもたちもボランティアです。
井戸を掘るにはたくさんの水が必要です。学校から
ホースをひっぱりました。
このタンク2杯分は、いつも必要です。
現場を見て、どこを掘るか慎重に考えました。 井戸掘りの機械を設置する足場を組み立てます
子どもたちは電源を確保するために、電源コードを
学校から公園までのばしました。
設置がちゃくちゃくと進んでいます。
掘る穴を決めたら、まずは手堀で2mぐらい掘って
地層を調べます。
掘った土です。
子どもたちが井戸掘り工事のために、公園内の
通行止めのポスターをかいてくれました。
なかなかかわいいですね。
みなさん、ご迷惑をおかけしますが…ご協力よろしく
お願いします。
さあ、穴がだいぶ掘れてきました。 土の様子を調べていきます。
ここで大きな問題にぶつかりました。
斜面林の下にある公園は埋め立ててあるのです。
埋め立てた土には、かなり大きな石ががれきがまざ
っています。
こんな大きながれきもありました!
これが掘る機械のドリルです。ドリルはダイヤモンド
のように固いのでがれきがあってもだいじょうぶです。
しかし、水をいれて土や粘土をとかして、吸い上げる
ことはできますが石やがれきは水にはとけませんし
浮きません。
ですから、石やがれきがあると掘り進めれば、進める
ほど下にたまっていきます。
さすがの井戸掘り名人、目黒さんも考えこんでいまし
た。
2mは掘りました。まだ石が出てきます。約3mは埋めてあるようです。下にまだ石やがれきがあると、堀りな
がら、それを引き上げなくてはなりません。
ドリルを水平器を使って、地面に垂直に固定していま
す。
何度も何度も慎重に確かめてセッティングをされて
いました。今日は、セッティングまでです。
「少し時間がかかるかも知れません」と目黒さんは腕組みされていまし。
電源コードやホースもかたづけました。 明日に備えて、丁寧にしまいました。



   1月26日(木)井戸掘り2日目
      井戸を13m掘ることに成功!

 井戸掘り2日目です。埋め立ての土砂があり、石ががれきがあり掘るのがむずかしいという難問をどう解決
するか… 2日目の井戸掘りが始まりました。

朝、8時過ぎ、子どもたちが電源コードを準備しました 水のホースも学校からひきました
そのホースを井戸掘りの現場までのばします 8時30頃、井戸掘りを開始しました。
掘った土が水といっしょにここに上がってきます 手をつっこんでみると、冬だから寒い!
粘土や泥がとけているような感じでした この白いのはベントライトという粘土です。この粘土を
掘った穴のまわりにはりつけて、穴がこわれるのを
防ぐそうです。
ドリルに長い棒を継ぎ足していきます。 一本の棒は1.4mあるそうです。
下まで掘り進むと、一旦掘るのを止めて、エンジンを
上にあげて棒を新たに継ぎ足します。
無事3mから4mの石やがれきのある層に穴をあける
ことができました。難問解決です!
3mぐらいほると、少し水が出る層がありました 出てくる水をろ過すると砂が出てきます。
さらに掘り進みました。4mにも水が出る層がありまし
た。安定した推量を確保するためにまだまだ掘り増す。
13mぐらいいくと、下が粘土層で水の出る層があると
のことです。無事、そこまで掘り進むことができました!
そして夕方になりました。暗くなり始めると、あっという
間です。今日はここまで。子どもたちが、電源コード
板を片付けるのを手伝ってくれました。
水のホースも明日に備えて、片付けました。



 井戸掘り3日目  井戸掘り大成功!1月27日 
      きれいで豊かな水が出ました!



 難問だった埋め立てで出来た「石やがれき」(地下2m〜4m)の層を超えて、井戸を掘り進める
ことができました。26日には見事13mまで掘り進むことができました。
 今日は掘った穴に塩ビ管を入れて井戸を仕上げていきました。塩ビ管は二重になっています。
太い塩ビ管のなかに細い塩ビ管がはいっています。
 井戸掘り名人目黒さんによれば、13m掘り進んだところで、下には粘土層があるとのことでした。
粘土層の上には砂の層があり、そこが水脈になっているそうです。粘土層の上まできたところで堀
り進むのをやめました。太い塩ビ管の下の穴から水が入ります。下の穴には砂利などが入らない
ように網がかけてあるそうです。そして、中に細い管があります。細い管は12mのところにいくつか
穴があけてあり、そこから地下水が入ってきます。穴には、やはり砂が入らないように網がかけて
あります。最後に太い管と細い管の間には小砂利をつめていきました。
 水が出るまでには長いと1ヶ月ぐらいかかることもあるそうです。水を使えば、使うほど水が通る
道ができ水量が増えるそうです。
 斜面林の井戸から、いつ水が出てくるのかわくわく期待しながら、今日の工事は進んでいきました。

塩ビ管を埋めた後、水を流しこんで井戸をきれいに
しています。
まだ水が茶色いですね。掘った土がまざって出てき
ています
でもしばらくすると… 見てください。きれいな水になりました。
これで井戸の中はきれいになりました。
水を送り込むポンプのホースをぬきます 井戸が塩ビ管が見えました。これは細い塩ビ管です
慎重に中心をあわせていきます。 井戸から水が出るかどうか、確かめるためにエンジン
ポンプで吸い上げてみます。
井戸のなかに水が出ていれば、水が出てくるはず
です…
10、9、8…とカウントダウンしますが…
水はまだ出ません。
目黒さんがエンジンによび水を入れ直しました。
さあ…今度はどうか!
エンジンがかかりまし!
写真クリック動画
出ました!!!!見てください。吹き出しています。
写真クリック動画
ずっと出るかな、止まったらどうしよう…と、子どもたちが見守っています
水の勢いは、とまるどころか、どんどん出てきてます! 手でさわって、においをかいでみると、透明できれいな水です。においもありません。
公園で遊んでいる子どもたちが、次々とやってきま
した。
みんな大喜びです。
ぼくも!、わたしも!と子どもたちがやってきました この水を見て、水辺にすむ生き物たちもきっと喜んで
いることでしょう。子どもたちの笑顔と同じくらい…
井戸掘り名人の目黒さんは、井戸の仕上げにかか
ります。まだまだ仕事は続きます。
穴を掘る機械をはずしていきます。
ひきあげると塩ビ管に太い管と細い管があるのが
よくわかります
機材を車に積み込んでいきました
公園で遊んでいた子どもたちが、手伝ってくれまし
電源コード、ホースをはさんで保護していた板をリヤカーで学校まで運んでくれました
トラックには大きな機材が積み込まれていきます 電源コードはからまないように、ていねいに巻きました
みんなで力を合わせて板を運びます たくさんの機材を車に積み終わりました
井戸と子どもたちの記念写真です 井戸掘り名人目黒さんとも記念写真です。
目黒さん、本当にありがとうございました
子どもたちが帰った後、公園はもう真っ暗。
塩ビ管のなかを目黒さんがLED電球で照らしてくれ
ました。水が光っています。6mぐらいのところにある
そうです。井戸は13mですから、たくさん水がわき
出しています!
まわりのごみをていねいにとって、をきれいにして、
目黒さんが、井戸にビニール袋をかぶせていました。
そのときの目黒さんのお話しです
「井戸には神様がすんでいるんですよ」
「昔の人はそう考えて、井戸を大切に扱ってきました。そうじはかかさず、せいけつにしてきました。井戸は暮らしの中心でしたからね。」
「神様がいる井戸にはふたはしません。雨や汚れが落ちないように袋はかぶせておきますね。」
こう話されて、井戸のまわりをきれいしに、、井戸の管も何度もふかれていました。
 「どうして井戸掘りの仕事を始めたんですか」
と目黒さんにたずねました。
 以前は服を販売する仕事をされていたそうです。子ど
もが産まれて、自然が豊かなところでペンションを建て
て暮らしたいと考えていたそうです。場所をさがしていて
広い土地を見て、「井戸を掘ろう!」と思ったそうです。
そして、自分で井戸を掘ったそうです。すごいですね!
「どうしてモッチ井戸掘り専門店という名前なんですか}
とたずねました。
 モッチというのは愛犬の名前だそうです。井戸を掘ろうとしたときに、モッチが穴を掘っているところから!井戸が掘れたとか!?
 次に奥さんの実家の新潟で井戸掘りに挑戦したそう
です。そのときは石ばかりで2mも掘ったものの、あき
らざるをえず「くやしかった」そうです。それから、井戸掘りに夢中になって、今、「モッチ井戸掘り専門店」となったそうです。
 素敵なお話しですね。
目黒さんの車にはこんな飾りが?あれ、モッチかな…
と思ったら、ちょっと違ってましたね。
 最後、目黒さんにお礼を言って、握手をして、お見送りしました。目黒さんの車が公園から出るとき、ハザードランプが点滅しました。「おつかれさまでした。子どもたちお手伝いありがとう。井戸を大切にしてください。井戸には神様がいますよ」というような井戸掘り名人目黒さんの気持ちが伝わってきました。
 井戸掘り名人目黒さん、ありがとうございました。


  2月3日(金) 環境委員会で井戸掘りで出た粘土を袋づめしました
                             1エコで販売!

 
 井戸を掘るときに粘土がたくさん出ました。井戸掘り名人の目黒さんは「粘土の処理が困るんですよ…」とお
っしゃってましたが…どうしてどうして!戸塚南小学校では環境委員会が粘土を袋づめして販売することにし
ました。
 袋づめした粘土は1エコで販売しました。井戸掘り記念の粘土なんて…素敵ですね!?

環境委員会が斜面林に集合! 移植ゴテを持って、みんなで粘土を袋づめした
たくさんあった粘土がどんどん袋づめされてへって
いきます。1袋で1エコ! さあ、売れるかな?
袋づめした粘土を学校に運びました。
2月8日(水)児童会チャンネルの校内放送です ここで環境委員会、委員長と副委員長が井戸掘り
で出た粘土を1エコで販売することを全校に放送し
ました
粘土の配布は4年生が手伝ってくれました インフルエンザが流行っているのでエコマーケットは
やめて宅配にしました。粘土をもらってにこにこ!
さっそく粘土でつくってみました 地下13mにあった粘土です
砂が多く、ちょっとざらざらしています がんばってお皿?を作りました


   2月15日(水)井戸に土台がつきました


15日、井戸の土台を作る工事が始まりました コンクリートの台を置く場所を決めて、下にコンクリー
トを流し込む木枠を作りました
この木枠にコンクリートを流し込みます。 コンクリートをまわりに流し込みました
約一週間すれば固まります この井戸が水が出て、この水路の水量を豊かにして
水辺の生き物の環境を守ることでしょう

  
 斜面林フォーラム・フィールドワークのお知らせ 2月25日(土)

  斜面林フィールドワーク
  1部 10時〜 12時  斜面林生き物調査  講師 自然観察員  横山 隆 先生(定員20名)
                斜面林植物調査   講師 川口植物の会会長 西川 昭三先生(定員20名)
                 集合場所 ピロティ

  斜面林フォーラム
  2部  1時 〜 3時30頃
                   斜面林の生き物たち、植物について  植樹  井戸通水式
                   アカガエルのタマゴ放流 場所 視聴覚室

 
2月25日(土)には斜面林フォーラム・フィールドワークを行います。午前中には斜面林の植物・生き物調査を行い、
午後には植物と生き物の専門家をおよびして斜面林フォーラムを行います。そこで斜面林に植樹と「通水式」を行い、
アカガエルのタマゴを水路にはなす予定です。


  斜面林フォーラムに向けて   植樹調査 2月18日(土)

 斜面林フォーラムを2月25日に予定しています。この日にはフィールドワーク、フォーラム(講演会等)、竹とんぼ遊び
植樹、井戸通水式、アカガエル放流などを予定しています。
 今日、2月18日(土)は、そのための事前植樹調査ということで、西川先生、横山先生をお迎えして斜面林の植物調査
を中心にフィールドワークを行いました。
 植物調べや、草花遊びをしながら、斜面林をどんな林に育てていきたいのか、そのためには何をすればよいのか、ど
んな植樹をしていけばよいのか考えていきました。


斜面林植物調査の開始です。参加者約20名 この実はなんだか分かりますか。
ヤツデです ヤツデですから葉は8枚となると思いますが、中心に
葉がありますから奇数になりますね。たいてい植物
の葉は奇数枚であることが多いです。ヤツデも9枚
から7枚が多いです。ヤツデと八をつけるのは、末広がりになるということで、昔の人の願いがあるのでしょう。
ヤツデに枝をひっかけると…ぴょんととびます!
爪でもひっかければとびます
面白そう!…ということで、さっそくヤツデの実とり
これはニッケイです。ニッキの味がします。アオスジ
アゲハの食草です
手でもみながら鼻を向けると、いいにおいがします
これはイノコヅチです。 そのまま服につけてもくっつき虫になります
ひっぱると服がイノコヅチだらけになりますよ。 これはツバキの葉。葉で西川先生が何かつくって
います…
何と!… ぞうりです 誰かぞうりをぬいで、斜面林で遊んでいます
森の妖精かな?
クサギの枝を西川先生がひろってくれました よく見ると、面白いもようがあります。葉のとれた痕、葉痕(ようこん)です。クルミの木の葉痕はおさるの
顔をしていてかわいいです。
ヤマブキがありました ヤマブキの茎をむいていくと、白いものが出てきます
今でいうと、発砲スチロールのようなものです
昔はこれでやまぶきでっぽうを作ったそうです
スギです これがスギのおしべで、ここからスギ花粉が飛び出し
ます
これはスギの実です。
アオキにはオスの木とメスの木があります
コーヒー豆のような実がつくのがメスの木です
むくと、きれいなピーナッツみたいです
これはヒサカキです。神社で玉串に使うのはホンサカ
ですが、街中ではサカキといえばヒサカキが使われ
ています
ちょっと面白い斑入りの葉がありました
 フィールドワークを終えて、来週予定している植樹に
ついて話し合いました。
 どんな木を植樹するかと考えるには、斜面林をどん
な林にするかということをまず考えなくてはなりません。
 西川先生からは、里山の一部の雑木林、その雑木林
の一部として斜面林が今に残っています。
 雑木林は江戸時代は生活するための薪や堆肥などを
とるための資源の場ともなっていました。雑木林は、
自然林ではなく、人が手を加えた二次林です。しかし長
い年月のなか、その生態系のなかで、様々な動植物が
生息してきました。
 江戸時代の雑木林をそのままに復元するという考えもありますが、平成のこの時代の雑木林を考えても
よいのではないでしょうか
 。
 鳥やカエルなどが生息できる生態系をもつ森。
 カブトムシや蝶が生息できる森。
 子ども達が様々に遊ぶ、自然とふれあえることがで
 きる森。
 植物観察が様々にできる森

 斜面林には竹林がありますが、竹が竹林ゾーンを越えて伸び始めています。このままでは、樹木を荒らしてしまいます。樹木ゾーンの竹林は間伐する必要が
あるでしょう。
 竹を間伐して、適度に光りが入った森に、どのような
植物が芽を出してくるか、これも観察してみたいものです。

話し合いを終えて、階段を下りてわき水池にやってき
ました
網をかけて見ると…
いました、いました!ヤゴがいます かわいいトンボの赤ちゃんです
元気にトンボになるといいですね そしてミズムシがいました。ミズムシといっても足に
いるのではありません。ちょうどこうした池ではダンゴ
ムシのような役割をしています。落ち葉を分解してくれ
るのです。
クロガネモチの赤い実がありました 道路にそって植えられています。しかし道路のクロガネモチを見ても赤い実は見ることができません。
鳥たちのごはんになったんですね!


2月21日(火)粘土を素焼きしてみました!

粘土を素焼きしてみることにしました
ゴーヤを育てる場所を掘り返しました
掘り終わったら、そこにブロックを入れて窯をつくり
ました。
その窯に新聞紙を入れて、薪をおき、炭に火をつけ
ました
そこに粘土を入れていきました
時間がたって焼き上がりました。 できあがった粘土の素焼きで記念写真!
赤くきれいに焼き上がりました!


2月22日(水)井戸ポンプがつきました!

井戸のポンプの設置工事が始まりました。
街の設備屋24の森山さんです
工事前の井戸をのぞくと… 遠くに水が光っています
 放課後公園で遊んでいた子どもたちが手伝いに
やってきてくれました。井戸の水をためる堰を石で
つくってくれました。
さあ…工事が始まります。この長い塩ビパイプを井
戸におろします。手押しポンプだと8mが限界になり
ます。
これが井戸の手押しポンプです 下の土台に穴をあけました。ここから電動ポンプ
用のパイプを出します
長いパイプを下におろしていきました。
水につくと「ちゃぽん!」という音がよく聞こえました
はじめに電動ポンプようにパイプを入れました
次に手押しポンプ用のパイプです パイプがはいったらポンプをきちんと固定します
子ども達も手伝って、ボルトをしめました 呼び水を子ども達が運んできてくれました
手押しポンプに水が出るパイプと、手押しのパイプ
も取り付けました
そして、呼び水を流し込みました
さあ…準備完了!!
試しに手押しポンプを押してみます
やったあ!!!!
手押しポンプで水が出てきました。
井戸の水はあたたかったです!地下水は温度がだ
いたい一定で15度です。ですから夏は冷たく、冬は
あたたかいのです。
写真クリック動画
夕方になって、もうあたりは暗くなりました。
井戸の横に電動ポンプ用にかわいい蛇口がつきま
した。
街の設備屋24の森山さん、ありがとうございました!

  自然たんけんクラブで
    粘土を焼いてみました 2月24日(金)


 24日(金)は今年最後のクラブ活動でした。自然たんけんクラブでは、井戸掘りで出た粘土を使って
素焼きに挑戦しました。

自然たんけんクラブの部長のあいさつで活動が
始まります
炭とまき、新聞紙を用意して、点火!
紙が燃え、火が木にうつりました 炭にも火がうつりました
かまのなかに粘土を入れていきます そばにいると、熱くてて大変です
できた素焼きのお皿 こちらは灰皿です。いい色になりました
これは?だんご3兄弟? 単純な形ですが…しゃれたペーパーウェイト(文ちん)
になります!


  井戸掘りから出た粘土はどうやってできたのだろう!? 

 
 粘土で素焼きをしながら、子ども達とこの粘土はどうやってできたのだろう?…という疑問がふくらみました。
 粘土ですから昔川があって、堆積したものでしょう。井戸掘り名人の目黒さんは粘土層の上に砂の層があっ
て水をたくわえているとおっしゃっていました。

 井戸掘りから出た粘土は、いったいいつできたのだろう?こう考えていくと…不思議がいっぱいです。

 そこで…地学が専門でもある戸塚南小学校の初代校長先生の佐藤校長先生に電話でインタビューして聞いて
みました。

 佐藤校長先生によると…

 実際に見たわけではないから、何とも言えません。しかし歩いた調べた過去の経験から推測すると
地下12mぐらいということで大宮層のなかの下末吉ローム層ではないかということでした。時間にすると
10万年前以上のものだろう!…ということでした。

 あの粘土は…何と10万年前以上前にできたのではということです。考えていくと面白いですね!


 大宮層のなかの下末吉ローム層の凝灰岩質が粘土化したものではないかということでした。下末吉ローム層
をさらに、さかのぼると武蔵野ローム層、さらには立川ローム層、そして大里ローム層があるのだそうです。

 粘土の不思議を少し考えていきましょう!



2月25日(土)
    
斜面林フィールドワーク・フォーラムを開催しました




午前プログラム  

 2月25日
 10時〜12時  斜面林フィールドワーク(植物調査) 講師 西川 昭三 先生

朝10時児童館あすぱるの子ども達と戸塚南小エコ
クラブの子ども達が合流して、フィールドワークがス
タートしました。
正門を出てすぐのところで、面白いものがありました
ツルマメです。ツルマメはさやが左右にねじれ開き
種をとばします。そのさやは雨にぬれると、もとのま
っすぐな形にもどっていsます。
これはダイズの原種になります。人間が何百年もかけ
て、このツルマメから品種改良してダイズになったそう
です。
この植物はヒュウガミズキです 桃色に芽吹いています
下っていくとあるのはユキヤナギです 道路沿いに斜面林に向かいました
斜面林の池のところにあるフジヅルです。何とも立派
ですね。西川先生によれば、ツル植物というのは植
物の進化した「いのちの形」だそうです。自分だけで
20mも伸びようとすると茎が太くなくてはなりません。
しかし、ツル植物は他の植物の助けを借りながら伸
びていくわけです。ただ…欠点があります。根元の茎
が切られると全滅してしましまいます。
フジヅルの左にあるのは…ツバキ?サザンカ?
これはサザンカです。サザンカは花びらが一枚一枚
落ちるのが特徴です。
斜面林に生えているはマダケ。こちらは節が2重。
孟宗竹は1重です。
そして孟宗竹です。孟宗竹の名前の由来は中国で
孟宗という孝行息子が冬に病気の親が食べたいとい
タケノコをさがしにいって見つけたというお話がありま
す。そのタケノコを戸塚南小エコクラブでは毎年4月に
いただいているわけですね。
フジヅルの種のさやです。大きいですね。 これはツバキの実です。
この竹はアズマネザサです。斜面林には4種類の
竹があります。他にマダケにモウソウチクにハチク
です。このなかで上下の茎の太さが変わらないマダケ
がものほしざおに使われています。
太いのがモウソウチクと思いますが。細くても1重の
もの(左黄色)は、やはりモウソウチクです。黄色いの
は古い証拠です。今年生えた竹にはろうがついてい
ます。(右の竹)
竹林の中に樹木があります。竹がもともと生えている
ところに木が育つことはありません。つまり、この木
の出た後から竹がひろがったことになります。
竹の生長は早く、あっという間に木の背丈をこえて
光をうばってしまいます。これはクヌギですが、かわい
そうですね。これから竹林ゾーン以外、樹木ゾーンに
ひろがった竹を伐採したほうがいいというのが西川先
生の意見でした。
ホトケノザがありました。 このホトケノザは春の七草のホトケノザとは違います。
現代のホトケノザです。春の七草にあげられているの
はコオニタビラコです。
西川先生の左手にあるのはアメリカフウロです。
ゲンノショウコのにています。
これはスギの実です。
これはニッケイです。もむといいにおいがします。
ニッキ、シナモンの香りです。京都の八つ橋にも使わ
れています。
ニッケイは三本の葉脈が特徴です。
これはスギの雄花の穂です。 黄色い花粉がここから散らばります。花粉症の人
は大敵ですね。
サザンカの仲間でカンツバキです。冬真っ盛りに咲く
ツバキということでしょうか。
クサイチゴがありました。
クサイチゴは木イチゴの一つです(?)面白いですね クサギです。クサギの葉痕(ようこん)も面白い形を
しています。
西川先生がセンダンの木をもってきてくれました。
センダンの木も面白い葉痕があります。木が大きく
なると、その形は横に伸びます。
手前がツバキで奥がカンツバキです。
これはヤツデです。 西川先生がなにやら白いものを胸のポケットから
取りだしました。
白いものヤツデの実をひっかけてぴょんと飛ばしま
した!写真クリック動画 草花遊び ヤツデ
子どもたちもさっそくやりはじめました。
うまく、とばせるかな!? これはヤマノイモの実です
シラカシです どんぐりのぼうしがいっぱいです。シラカシですが、
シラカシのぼうし(殻斗 かくと)は何重にも線がはい
っています。
この赤い木はミズキです。冬寒いときほど赤く色づく
ようできれいです。
このミズキの枝で「オオバコの相撲」のように「ミズキ
相撲」ができます。写真クリック動画
さて、今日の植物調査も終わりに近づきました。
これは川口の保存樹木に指定されたイヌザクラの
木です。開校7年前の西川先生との植物観察会で
見つかりました。
大きな、立派なイヌザクラです。 イヌザクラを見た帰りり、上を見上げるとキクラゲが
ありました!
谷川さんが、持っていた傘でゲット! おいしそうなキクラゲです。
子ども達も「食べたい!(笑)」と歓声をあげました。

 2月25日 10時〜12時  斜面林フィールドワーク(生き物調査) 講師 横山隆 先生

今日の講師は横山先生に川口在住の自然観察員
さんも来てくれました。
横山先生からのご挨拶です。
みんなもわくわくしています まずは学校のビオトープに出かけました。
このビオトープの池には2年前からアカガエルを育
てて放しています。
ビオトープの池をのぞくと… びっくり! 何と…アカガエルが
    タマゴを産んでいました!!
 手をのばしてさわってみました  アカガエルは生まれて2年たってからタマゴを産み
始めるそうです。だからアカガエルプロジェクト1年目
のアカガエルが立派に育ってタマゴを産んだんです!
見て下さい。ぷるぷるしています。
1つのかたまりで約2000個あるそうです。
こうしたかたまりが4個ありました。単純に計算する
と8000個になります。少し小さめですから約5000
個はあるのでしょうか。
この後に道路に出て南へ下り、わき水池にいきまし
た。
この小さな池に…生き物は…いるかな?
あみですくってみました 何かいるのかなああ…
子ども達がのぞきこみます。
あ!いたいた… 何だ? 貝みたいなものがいる!
小さなエビみたいなものもいるなあ… 道路にはミミズが動いていました
ここは上の台地からわき水が出て、池になってい
ます。
何にもいないように…思いますが、たくさんの生き物
がすんでいますね。
トンボのヤゴもいました。 何トンボだろう?…あすぱるに持って帰って調べる
ことにしました。
フィールドワークを終えて、あすぱるにもどりました 双眼顕微鏡で見てみました。
この虫なんていうんだろう? 足は何本あるんだろう?6本!昆虫かな?
ヤゴが3びき。 ミミズもつかまえたよ
 見つけた虫をホワイトボードに絵にしました  これだけの生き物が見つかりました。
 見つかった生き物は 左から ミズムシ  シオカラトンボ  サカマキガイ ミミズ
です。
 自然観察指導員の先生からアオキの説明もしてもらい
ました。
これはアオキの芽です。縦に切ってみました。 
自然観察指導員の先生方、ありがとうございました。 あすぱるの子ども達と戸塚南小エコクラブ合同の
生き物調査大成功でした。


斜面林フィールドワークを終えて 楽しいランチタイムです。あいにくの雨でしたので視聴覚室での
食事となりました。

フィールドワークは寒くてこごえてしまいそうでしたね 暖かい部屋で、おいしいお弁当をいただきました。


1時〜1時30分 竹とんぼ遊び

おいしいお弁当を食べて、次は竹とんぼ遊びです もう準備中から講師の先生のところに集まって竹
とんぼにさわらせてもらっていました
講師の先生方のあいさつが始まりました 竹とんぼ遊びスタート!
彩の国どこでも竹とんぼくらぶのみなさんです。
代表の 小嶺さんです。
全国五指に入る、竹とんぼ名人山田さんのデモ飛
行です。これは滞空時間の長い竹とんぼです。何
十秒も空中に竹とんぼが回っています。体育館が
せますぎるのがよくわかりました。
見ている人は子どもも大人も…もうびっくり!
子ども達も竹とんぼをいただいて、さっそく自分で
飛ばすのに挑戦しました!
手をうまく回して、それ! 竹とんぼを追いかける子どもたちで体育館がいっぱい
です
大人も子どもも夢中になってとばしました 傘をかけて、ここを目標に竹とんぼを飛ばしました
さすが名人は一発で入りました!
最後は全員一列に並んで、いっせいにとばします みんなの夢をのせて、竹とんぼ飛び上がれ!
写真動画クリック
彩の国どこでも竹とんぼくらぶのみなさんありがとう
ございました!
そして…かっこよかったです!!

午後の部 斜面林フォーラム          1時40分〜


 種子の話 川口植物の会会長 西川昭三
 

午後の最初の講演は西川先生です。 西川先生は戸塚南小が開校以来、斜面林の植物
観察にずっと協力をいただいています。
西川先生の講演が始まりました。
「種子にも個性があって、上手にとぶものと、とべない
ものがあります。こんな動きをするものがあります。
くるくる回るのはカエデの仲間の種子です」
そうしてたくさんの種子をとばせて見せてくれました。
「カエデの仲間の種子ですが、対になっている種子
ですが、1つずつ分かれてとびます。」
最初とばせたのが「メグスリの木」です。アオギリの
種子もくるくる回っていました。シナノキ(菩提樹の仲
間)もくるくるとまわって落下しました。
これはガガイモの種子です。ガガイモのさやは、昔
出雲の神様を助けた神様がこのガガイモのさやの船
に乗ってきたといういわれもあります。
さやが二つに割れて、次々と旅だっていきます。  カラスムギの種子は風にのってとんでいきますが、
地面に落ちたあと、しめるとくrくると回転をして地面
にささっていきます。(まるでネジですね)
 ツルマメも種子が熟すと、さやが反り返って種を左右
にとばします。雨の日に湿気でさやがもとにもどります。
マツボックリも似ていますね。

はばたけニホンアカガエル   自然観察指導員 横山隆 先生

ビオトープにアカガエルがタマゴを産みました。
みなさんおめでとう!
地球上の生物はどこから始まったと言われているか
知ってますか?そう水のあるところ、海からと言われ
ています。
井戸を掘って、水を確保できた今、これからどうした
らいいのか考えていきましょう。
水路に来る生物はどんなものがありますか?
子ども達が手をあげて答えました。 たくさんの生き物の名前があがりました
2年前、ビオトープに持ってきたアカガエルのタマゴ
はこのうちの庭の池で産まれました。
大きくなったアカガエルは、うちのビニールハウスの
なかで生活しているようです。物陰などにたくさん隠れ
ています。
タマゴをもったメスですね。赤い色が目立ちます。
ここからアカガエルというのでしょうか。
アカガエルのオスとメスが交尾をしているところです
そしてタマゴが産まれました。1つのかたまりに約
200個もタマゴはあるそうです。
このアカガエルのタマゴの成長を見て下さい。
大仏形になっていますね。みなさんもぜひ観察して
見て下さい。
こうしてオタマジャクシになりますが、しかし、成長し
ていく上で、いろいろなことが起きます。
U字孔なども落ちるとでれません。またこうやって
ヘビに食べられることもあります。
また男の子がおたまじゃくしとりに来てますね。
手には…おたまを持ってます(笑)おたまをもって
おたまじゃくしとりしてますね。
これは捕獲されたアライグマです。
アライグマもおたまじゃくしを食べてしまいます。
最後に、おまけですがカブト虫の幼虫をお見せします。
というか…こっちです。カブトムシのフンです。 1個5mmぐらいです。幼虫が一生に出すフンを並べ
たら!いったい何mになると思いますか?
カブトムシは落ち葉を食べてフンを出し、それがいい
土になります。
その一生分のフンを並べたら…
ロープでその長さをあらわしてみました。
何と… 視聴覚室のまわりをロープが1周半!
みんなもう腰をぬかすほど…びっくり!
何と46m 個数でいうと9421個になります!
これだけたくさん葉を食べ、フンをして、いい土を
つくっています。


  藤田アカガエル大先生のお話  川の博物館 学芸員 藤田  宏之

 最後に藤田アカガエル大先生のお話です。
 当初、藤田先生を斜面林フォーラムにお誘いしたのですが、富山でサンショウウオの観察の日程があり出席
はむずかしいとのことでした。ところが大雪が続き気温もさがるので観察の日程がおくらすということになり、急遽
斜面林フォーラムにかけつけてくれました。
 昨年の6月に、アカガエル飼育講座をしていただいた先生です。
 斜面林を見ていただき、「水辺があればアカガエルの成長にはいいところですね」ということでした。
 この藤田先生のアドバイスがきっかけとなって井戸掘りプロジェクトが始まりました。
 

藤田先生が先週23日(木)に川の博物館近くで撮影
したヤマアカガエルの産卵の様子です。
23日(木)は気温が高く、温かい雨となりました。
こういう時にアカガエルはタマゴを産むこと多いそう
です。藤田さんの直感どおり、ヤマアカガエルの産卵
が始まって、この写真が撮れたそうです。
藤田先生からは、アカガエルが育つ環境をつくるには
どうしたらよいのか、アドバイスをいただきました。
・エサがあること(バッタ・コオロギなど)
・家があること(昼間でも日陰があり落ち葉がある)
・オタマジャクシの育つ所(半日陰になる水辺)

水路も歩いてアドバイスいただきました。
・水路がきついので、アカガエルがあがってこれるよ
 うにゆるやかなスロープあるいは岩が斜面林側に
 あるとよい。
・水路に土や落ち葉があるとよい。
 写真の黒いつぶの固まりがカエルのタマゴです。
産卵してすぐはタマゴは黒いつぶつぶですが、水を
ふくんでふくらみます。
 藤田先生のアドバイスを受けて、またアカガエルが
すめる豊かな斜面林にしていきましょう。


 西川先生、横山先生、藤田先生の後に

     
子ども達が戸塚南小グリーンウェイブ宣言を発表しました!

     

  


 グリーンウェイブ宣言を発表して、いよいよ植樹と井戸通水式です


斜面林への植樹   2時40分から

斜面林フォーラムを終えて、次は植樹です。
リヤカーに苗木をのせて運びました。
斜面林の水路脇に植樹を行いました。
それぞれの場所で、スコップを手に掘り始めました 掘った後、少し掘り返した土を入れてあげてから
苗木をいれていきました。
みんなで協力してほっていきます。 中学生になった3代目環境委員長も応援にきてくれ
ました。ありがとう!
植樹した木は12種類です。
ここにはカマツカを植えました。
カマツカ
白花がきれいです。 赤い実がなり、鳥の
エサになります。
   
 ヤマグリを植えました。実るのが楽しみですね。  ヤマグリ
実がなり、おいしいです。工作に向いています。
   
 ここにはガマズミを植えました。  ガマズミ
白花きれいです。赤い実がなり食べられます。
鳥のエサになります。
コクサギを植えました コクサギ
クロアゲハの食草です。実は食べられます。
ここはハナイカダを植えました ハナイカダ
葉の中心に花が咲きます。実食べられまる 山菜でもあります。
ここにはアキグミです アキグミ
実は食べられますし、鳥のエサになります。
   
 ここはカラタチです。  カラタチ
アゲハの食草・実食べられます。
   
ここはオニグルミです オニグルミ
実がおいしいです  工作ができます。
ここにはビワです ビワ
実がおいしいです。いつか木橋の上から実をとることができるでしょう。
斜面林の西側です。マテバシイを植えました マテバシイ
どんぐりの木・ムラサキシジミ他食草・工作
に向いています。
   
ここには アカガシを植えました  アカガシ
どんぐりの木・ムラサキシジミ他食草・工作に向いています。
 
 
 ここにはアラカシを植えました
どんぐりの木・ムラサキシジミ他食草・工作
に向いています。


*樹種は日本在来種中心に横山先生に選定してもらいました。
(カラタチ・ビワは中国原産)

樹種 植栽場所 特徴
1 アカガシ 常緑樹 西・常緑の森 どんぐりの木・ムラサキシジミ他食草・工作
2 アラカシ 常緑樹 西・常緑の森 どんぐりの木・ムラサキシジミ他食草・工作
3 マテバシイ 常緑樹 西・常緑の森 どんぐりの木・ムラサキシジミ他食草・工作
4 ビワ 常緑樹 東・水路脇 実・おいしい
5 カラタチ 落葉樹 東・水路脇 アゲハの食草・実食べられる
6 コクサギ 落葉樹 東・水路脇 クロアゲハの食草・実食べられる
7 ガマズミ 落葉樹 東・水路脇 白花きれい 赤実・食べられる 鳥のエサ
8 カマツカ 落葉樹 東・水路脇 白花きれい 赤実・鳥のエサ
9 アキグミ 落葉樹 東・水路脇 実・食べられる 鳥のエサ
10 ヤマグリ 落葉樹 東・水路脇 実・おいしい 工作
11 オニグルミ 落葉樹 東・水路脇 実・おいしい 工作
12 ハナイカダ 落葉樹 東・水路脇 葉の中心に花・実食べられる 山菜


   井戸通水式とアカガエルのタマゴの放流

 植樹を終えて、いよいよ井戸通水式とアカガエルのタマゴの放流です。

いよいよ井戸の通水式です。 子ども達による通水です。
水が勢いよく出ました。
写真クリック動画
地下水なので水が冬は温かく、夏は冷たいです。
井戸水は16.8度。水路の水は6.8度でした。10
度も違います。
次にアカガエルのタマゴを放流しました。
藤田さんのアドバイスで橋の下がよいとのことでした。
落ち葉もたくさんあります。 ガラスのびんを傾けて、タマゴを放流します。
さあ、元気に育つんだよ!
写真クリック動画
橋の下に手でかくしてあげました。
無事、アカガエルが大きく育ちますように!

 こうして斜面林フィールドワーク、斜面林フォーラム、竹とんぼ遊び、植樹、井戸通水式、アカガエルの放流
が無事終わりました。
 今日はこれまでのエコクラブのとりくみが1つに積み上がったような1日となりました。
 藤田先生のアカガエル飼育講座をきっかけに、七月の横山先生の生き物調査時のアマガエルの発見から
井戸掘りへの取り組みが始まりました。アカガエルを育てるには、アカガエルが育つ豊かな斜面林が必要
です。斜面林は公民館や図書館と同じように地域の文化財だというのが持論の西川先生には戸塚南小開
校以来、斜面林の自然調査はもちろん竹林間伐にも協力していただいてきました。
 初代校長先生の佐藤校長先生にはホームページを見ていただき、粘土ができた年代や当時の様子につ
いて、すぐに電話で教えていただきました。
 また児童館「あすぱる」のみなさんには本日の斜面林調査を合同で企画していただきました。
 彩の国どこでも竹とんぼくらぶのみなさんには竹とんぼで遊ぶ素敵な時間を作っていただきました。
 井戸掘りにあたっては、埼玉県みどり課、川口市公園課、川口市緑地公社から物心両面にわたって支援を
いただきました。
 井戸を掘っていただいた井戸掘り名人目黒さん、また街の設備屋24の森山さんにも大変お世話になりました。
 今日を迎えるまで本当に多くの人に助けていただきました。厚く御礼申し上げます。

 「井戸には神様がいるんですよ」という井戸掘り名人目黒さんの言葉は本当ですね。

 子ども達と一緒に、この井戸を、斜面林を、そしてたくさんの「いのち」を大切にしていきます。
 本当にありがとうございました。
   
                                    戸塚南小エコクラブ サポータースタッフ一同
 


  2月27日(月)埼玉新聞に戸塚南小のとりくみが新聞に掲載されました






アカガエルのタマゴをアクアリウムで観察 2月27日

学校ビオトープにアカガエルのタマゴが産まれました このタマゴを少し分けてアクアリウムで観察します
アカガエルではなくて…アオガエル? この水槽に小分けしていれます
水槽にいれたタマゴにおそるおそる触ってみました ぷるぷるどころか…まるで水のような感じです
解剖顕微鏡で観察してみました アクアリウムにおいたアカガエルのタマゴです
これからどう成長していくか楽しみですね


  3月5日(月)

  アカガエルのタマゴのまんなかの黒いところが、丸から横長になってきています。
なかには、もうオタマジャクシの音符のような形になっています。よくみてみると… 動いています!?

 



3月7日(水) 

アカガエルのタマゴに変化がありました。1つ1つのタマゴの透明な部分がしぼんできた
かのようにも見えます。そして、もうすぐオタマジャクシになって飛び出しそうです。今のと
ころ(3月7日 18時)では、オタマジャクシにはなってはいません。



3月9日(金)

 アカガエルのタマゴがだんだん平べったくなってきました。1つ1つのタマゴがしぼんでいるというか、とけているという
のか、くずれてきているように見えます。


 15分休み、子どもたちとみているて…  1匹、とうとう タマゴから出た泳ぎはじめました!
子どもたちからは「かわいい!」と歓声があがっていました。



    3月11日(日)

たくさんのアカガエルのオタマジャクシが産まれました。
学校ビオトープのアカガエルの卵はまだあまり変化はありません。

ここが学校のビオトープです。ここにアカガエルの卵
が産みつけられました。
ビオトープの池の卵はそれほどの変化はありません。


 学校アクアリウムのアカガエルの卵の様子です。たくさんのオタマジャクシが元気に動いています。
やはり温度の違いが大きいのでしょう。



 3月13日(水)

学校アクアリウムのアカガエルの卵の様子です。
 もう卵というよりは、オタマジャクシでいっぱいですね!



 大発見!
  斜面林の水路にまた新しいアカガエルの卵を発見しました!

 
13日(火)4年生の理科で斜面林の生き物観察を行いました。
  2月25日に斜面林フォーラムでアカガエルの卵を学校ビオトープで発見しました。
  この卵は2年前の最初のアカガエル飼育プロジェクトで子ども達が育てたアカガエル
 が産んだ卵でした。アカガエルは成長して2年目に卵を産みます。
  
  しかし、この時にアカガエルがどこに生息しているのかが問題となりました。仮説は
  2つです。

   1、アカガエルは学校ビオトープのなかで育ち、そこで生活して、池に卵を産んだ。

   2、アカガエルは学校ビオトープから育ち、斜面林で成長し、産卵するときに水がある
     学校ビオトープの池にやってきて卵を産んだ。

  さて…どちらでしょう。これは意見が分かれました。

  今日、4年生が理科の時間に斜面林の生き物調査を行いました。そこで水路の上流
  を調べてみました。すると…何と… アカガエルの卵が4つもありました。

  大発見です!

  と…いうことは、成長したアカガエルは学校ビオトープからグランドをぬけて、校門を
 くぐり、道路を横断して、橋をわたり、斜面林で生活していたということになります。
 そのアカガエルの様子を想像してみてください!


  アカガエルの大冒険です!

  そして、2年たって成長して、卵を産もうと、水辺のあるところ、それも半日陰の卵に
 よい場所をさがしたのでしょう。そして、また今度は斜面林から橋をわたり、道路を横断
 し、校門をくぐり、グランドを横切って、学校ビオトープの池に卵を産みつけました。

  アカガエルは他のカエルよりも早目に卵を産みつけます。冬眠から一旦目をさまし、卵
 を産んでから、また冬眠するそうです。天敵がいない時期に卵を産むという知恵なので
 しょうか。

 斜面林フォーラムで放流したアカガエルの卵を
確認しました。まだオタマジャクシにはなっていませ
んが元気そうで、安心しました。
 その先の水路を調べてみました。
雪がふった後、井戸の上流にもかなり水がたまって
いました。
すると… あった!
アカガエルの卵を発見! なんと卵のかたまりは4つもありました。
2年前放したアカガエルは斜面林で成長していたこ
とがわかりました。水辺があると卵を産むこともよく
わかりました。
そこで水路のとちゅうに堰(せき)をつくり水をせきと
め水をためることにしました
井戸で掘った粘土もせきとめた石のまわりにはり
つけました。
井戸の水をためて、斜面林の落ち葉を水路にいれ
ました。
水路の下はコンクリートです。このままでは生き物
にはよくありません。
落ち葉は分解して土にもどります。また葉や土の間
にいろいろな小さな生き物が育ちます。
これからどんな生き物が顔を見せるか楽しみです。
井戸のまわりにあった粘土もすべて回収しました 井戸のまわりも、きれいになりました


   3月14日(水)アカガエルの卵を配布しました



 エコ新聞でアカガエルの飼育をよびかけました。今日、14日はアカガエルの卵を5エコで
販売する日です。
 昼休み早めに準備しました。

ビオトープの池のアカガエルの卵を入れ物ですくい
ました。
1かたまりの半分ぐらいです
ビオトープの水もいれておきます プリンカップに卵をいためないように気をつけながら
小分けしました。
約35個用意しました。1個のプリンカップに5個以上
は入っています。
昼休みです。アクアリウムの前に、アカガエルを育て
た子ども達が集まってきました。
卵1カップが5エコです!ちょっと高いかな? でも…大人に育てれば1匹あたり20エコで買いとり
ます。そして、みんなでビオトープや斜面林に放しま
しょう。
さあ、どの卵にしようかな?元気そうなのはどの卵
かなあ?
置き水を水そうに入れてくださいね。
アカガエルの卵が水そうに入りました 大事に育ててくださいね。
じっと卵を見る子ども達… オタマジャクシにかえるといいですね。そして、大きく
育ててみてください。
どんな出会いが待っているか…楽しみですね。

   

3月17日(土) 子ども地学教室

 井戸堀りで出た粘土を調べたら…何と10万年以上前のものだということがわかりました。


井戸掘りから出た粘土はどうやってできたのだろう!? 

 という疑問から…「子ども地学教室」を開くことにしました

 初代校長先生の佐藤校長先生にお話しして、安部正幸先生をご紹介していただきました。
 安部先生も佐藤校長先生のように「地学」がご専門です。安部先生は現在、川口総合高校
の教頭先生です。電話でご相談したところ、快く引き受けていただくことができました!
そして…今日、17日(土)地学教室を開くことができました。

安部先生をお迎えして「子ども地学教室」が始
まりました
たくさんの参加していただきました。約70人集まり
ました
まずは粘土が出た井戸を見学しました。この場所か
ら12m掘ったところで粘土が出ました
そして…いざ、地層の見える崖に出発!
学校の東側の坂を下っていきます。
大宮台地を下っていくということになります
赤堀用水を越えると地層が見えるところです
ここで安部先生の説明が始まりました
「雨を心配していましたが、どうして雨がふるといい
ことがあるんですね。」
雨がふると赤土が赤く色づいて見えます。
上の赤い層が赤土、関東ローム層です。
10万年以上前にできました。
白いところが粘土になります。井戸の粘土層は、この
白い層だということです。下末吉層です。
つまり…井戸を12m掘り進めてぶつかる粘土の層が
ここで見えるとういうわけです。
関東ローム層=赤土は火山灰です。富士山や、箱根
の山、赤城の山からも飛んできました。
赤土は年代が新しいので、土の状態で固くなっていま
せん。この赤土が赤いのは鉄分がさびているからで
す。
この赤土を水あらいすると鉱物が出てきます。火山灰
だから、いろいろな鉱物があります。1mぐらい下あた
りに火山ガラスというのも見つかることがあります。
これは何と…鹿児島の桜島の噴火からとんできました。
鹿児島から東に、何と…岩手まで火山灰は到着しまし
た。偏西風の影響で東へと飛んでいきました。
この関東ローム層=赤土を少しとって、水で洗い、
鉱物を見つけて顕微鏡で見ます。みんな転ばないよ
うに赤土をゲット!
赤土をビニール袋にいれて持ち帰ります。
今度は坂を登ります。井戸を掘り進めた12mぶん
ぐらいの坂が登るわけですね。
学校につきました。ここで掘った粘土でつくったペーパー
ウエィト(文鎮)を炭に入れ、素焼きします!
地学教室が終わるころには…焼き上がっているかな?
理科室です。 埼玉県の地形図を見ています。
山地、丘陵、台地、低地と色わけしてあります。
戸塚は大宮大地のはじになります。
この写真は安行戸怏wができるころの工事現場の
様子です。
関東ローム層の下に、粘土層がはっきりと見えます。
安部先生は大学院でこの地層を詳しく研究し論文を
出されています。
火山灰のことをくわしく聞きました。 赤土を洗い出していくと、ふくまれている鉱物が出て
きます。
むずかしい話をみんな一生懸命聞いています。
中学生の参加もありました。
この右上のちょっと赤っぽいのが富士山、左
下の写真が箱根の火山灰にふくまれる鉱物です。
鉱物でどの火山からきたのか区別できます。
これは鹿児島の火山灰にふくまれる火山ガラスの
写真です。
安部先生がとりだした鉱物のサンプルを見せてくれ
ました。宝物だそうです。
赤土をシャーレや蒸発皿に入れて、水を入れ、親指
でこすります。
水をいれて、とけた赤土をうかして 流します。これを何回も繰り返します。
すると赤土の色がなくなって透明になり、鉱物が洗い
出されます。
このふだん、通学のときに見ている赤土のなかに…
そんな鉱物があるなんて…不思議です。
さっそく、みんな「洗い出し」に挑戦しました。
水をいれては、洗い出しを繰り返します。 「安部先生どうですか!?」
だいぶ透明になりました。
もう少しだね。こういうサンプルみたいにきれいになる
んだよ。先生なら20分。みんななら30分ぐらいかか
るかなあ…
よーし…頑張ろう!
鉱物が出たら、セロテープにはって顕微鏡で見て
みよう。
顕微鏡に挑戦!
どれどれ…見えるかな? レンズの光加減や倍率の調整がむずかしいです
顕微鏡の最低の倍率でいいです すると…見えた、見えた!きれいな形をしています。
「みなさん、鉱物はどんなふうに見えましたか?」 みんなからはいろいろ出ました。
・箱みたいに四角い
・ミドリムシみたいなのがある
・宝石みたいに見えた!
写真の箱には安部先生が研究で集めた鉱物のサンプル
がびっしりありました。戸塚の地層を10cmずつに分けて
洗い出しをして集め、調べたそうです。洗い出しをしすぎ
て指紋が消えてしまったとか!?

ただの小さな石かも知れませんが、地球の謎をとく、大切
な鉱物で、安部先生の宝物です。

安部先生は「私が死んだら、お墓にいれてもらいます!」
とお話しして、会場は笑いにつつまれました。
火山灰のなかに見える、鉱物…実は宝石も鉱物なん
です。火山灰も宝石も同じ鉱物です。この鉱物を調べ
ると地球の謎がわかるんです。
ふだん通っている、道にある地層。この勉強をして、違っ
て見えてきませんか!?
これが安部先生からのみなさんへのメッセージでした。
安部先生、とってもおもしろいお話しありがとうございま
した。
理科室の「子ども地学教室」を終えて、素焼きの
場所にもどりました。
ものづくり名人の井原さんがお手伝いしてくれました。
どうです!いい色に焼けています! みんなあったかい焼き芋ではありませんが、焼き物を
手に、にこにこほくほくして帰りました。


  
    3月22日(木)の15分休み   エコマーケット!

         ペーパーウエィト(文鎮 ぶんちん)を販売します!
      
           20日(火)粘土の素焼き、電気炉に挑戦

  地学教室では地層の勉強をして、粘土で素焼きのペーパウエィト(文鎮)をつくりました。この時にも多めに焼きましたが、
 20日(火)にも粘土の素焼きをしました。電気炉に挑戦してみました。エコクラブの子どもたちも応援に来てくれました。

素焼きの準備です。ゴーヤを育てる畑の土をとり
のぞいて、ここを窯にします。新聞と木材をいれて
火をつけました。
新聞紙が燃え、木に火がうつり、炭にも火がつきま
した。
火に気をつけながら、かわいた粘土を火にいれてい
きました。
粘土を置いたら、その上からまた炭をおきました。
こちらは学校の陶芸庫にある電気炉です。 かわいた粘土におはじきなどのガラスをいれて
素焼きにしてみます。
ガラスがとけて、素焼きとどうからまりあうか…
仕上がりが楽しみです。
準備完了!
電気炉のふたをしめて… スイッチオン!目盛りは素焼きにあわせました
続いて、換気扇のスイッチオン! 換気扇が勢いよくまわります。ここから熱も逃がしま
す。
そうしているあいだに炭の粘土の素焼きができてき
ました。赤茶けたいい色になっています
おいしそうな!?…ペーパーウエィトが焼き上がり!
 電気炉の温度があがっていきました。はじめは18度  この頃には138度になっていました。
さあ、粘土の素焼きのできあがりです。 1皿に20個ずつ並べていきました。
全部で何と150個! 明後日エコマーケットで販売します。楽しみに待って
いてください。


3月22日(木)  エコマーケット! 

粘土を素焼きしてつくった「ペーパーウエィト(ぶんちん)」を販売しました!

15分休み、エコマーケットがはじまりました! 150個の粘土の素焼きをならべて、買った人には
説明書つきの紙を入れてビニール袋を配りました。
さあ、どれにしようかな… 丸いのもあれば 四角い
さいころのようなものもあります。
これがいいかな!
ペーパーウエィトをもらって 笑顔! 10万年以上前にできた粘土です!
ピロティにたくさん集まってきました。大にぎわいです さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。すぐなくなりますよ!
あともう残りわずかになってしまいました そして、150個すべて売り切れました!
みんな井戸掘り記念に大事に使ってくださいね


3月29日(金) アクアリウムで卵から
          オタマジャクシに育ったアカガエルを水路に放しました


       アカガエルの卵救出大作戦!

井戸を掘った場所よりも、上流になるところにもアカ
ガエルが卵を産みました。しかしだんだん水が干上
がってきました。
もう少し上は乾ききっています。これではやがて卵は
全滅してしまいます。
そこで卵を下流の水が豊かなところへ移すことにし
ました。
これが救出した卵です。もうすぐオタマジャクシにな
りそうな卵ばかりです。
ここは井戸を掘った場所です 公園に遊びにきた子ども達が水を出してくれました
見て下さい!井戸のおかげで、こんなに水が豊か
です。
少し先には堰(せき)が作り、水をためています
堰の向こうはというと乾ききっていますね。
これはアクアリウムで卵からかえったアカガエルの
オタマジャクシです。
温度差が大きいのでしょう。
ビオトープや水路の卵はまだまだオタマジャクシには
なってはいません。しかしアクアリウムの卵はすべて
オタマジャクシになりました。
公園で遊びに来ていた小さなこどもも興味しんしん 救出した卵を小分けしています
いたずらされないように橋の下に放すことにしました さあ、ここで元気に育つんだよ!
次にアクアリウムで育ったアカガエルのオタマジャク
シを水路にはなしました
ちょっと水温はまだ低いのかな…
水のなかに次々とオタマジャクシが泳いでいきます また大きくなってここに卵を産むんだよ
たくさんのアカガエルのオタマジャクシです 井戸を掘ったおかげで水辺が確保できました。
こちらは下流の水路… 水がかわいています 井戸のそばの水路 水がたっぷりあります。
これからどんな水辺の生き物が顔を出してくれるか
楽しみですね



ヒキガエル登場!(エイプリルフールではありません)

4月1日(日)綾瀬川生き物調査に参加しました。様子はこちらでご覧下さい。
 綾瀬川生き物隊報告


この日の夕方 自然観察員の横山さんが学校を訪ねていらっしゃいました。何と…ヒキガエルをつれて!
下台公園の水路のはじに池がありますが、そこにヒキガエルの卵がありました。その話を横山さんにした
ところ、さっそく横山さんが中台公園や、いろいろな公園をまわってヒキガエルの産卵を調べていらしゃい
ました。中台公園ではオス、メスのヒキガエルがいたので、戸塚南小学校でしばらく観察してみませんか
とういことでした。さっそくヒキガエルをアクアリウムで観察することにしました。

4月はじめまで観察して、子ども達に紹介したら斜面林にもどそうと思います。

これがヒキガエルです。体が大きいのがメスです。
オスはブロックの下に隠れてしまいました
アップ!美女…とはいきませんね ときどき鳴いています
ひょっとしたら、ここで卵を産むかも知れません。 これからどうなるか…見守っていきましょう



  ヒキガエルを斜面林に放しました  4月29日

 アクアリウムに飼っていたヒキガエルを斜面林に放しました。
 29日は戸塚南小学校恒例の「タケノコ掘り」でした。タケノコ掘りの後に、斜面林に放してあげました。

タケノコ掘りを終えて、ヒキガエルを放すことにしま
した。
ヒキガエルは外がわかるのか…一生懸命外に
出ようとしています。
もう少し…よいしょっと バケツをかたむけてあげました
さあ、元気にくらすんだよ また春には卵を水路に産んでくださいね。


 アカガエルが 大人になりました! 第1号! 5月2日
   
       そして…大発見!

アカガエルプロジェクトで配ったアカガエルのおたま
じゃくしが大人になりました。
自然たんけんクラブの部長さんが、学校に大人にな
ったアカガエルをもってきてくれました。
見えるかな?上によじのぼっています これから学校ビオトープに放します
さあ、出ておいで 手で出そうとすると、頭をだして、かわいいですね。
おっとっと逃げないで さあ、池で大きく育つんだよ
自分からぴょんとはねて池にいきます アカガエルが一人前になってよかった…と思って
写真をとりましたが…

この写真をよーく見てください!!!!
右上に…何か…うつっていますね。


写真をくりっくすると拡大します。
右上に…アカガエルがいるのがわかりますか!?
びっくりですね。赤ちゃんアカガエルを喜んで迎えるかのように池から
出てきていました。 


アカガエルが続々と大人になりました 5月7(月) 

連休あけ、またまたアカガエルが大人になりました 水の管理と陸にあがれる工夫が上手なのでしょう
次々と大人になっています 指にのったアカガエルです かわいい!
 どこにいくのかな?  草むらのほうにいくのか…
池にはいるのか 石の上でじっとアカガエルが考えてるみたいですね
外のビオトープの世界はどううつっているのでしょう



 斜面林の水路に植物を植えて、
         ホタルの成虫を放しました
  7月1日(日)

戸恣小のホタレンジャー参上! たくさんのホタルボランティアが集まってくれました
うちわ作りから、そのままきてくれたお友達もたくさん
います。
自然観察員の横山さんから、作業についてお話しを
聞きました。
井戸のあるところの橋から向かって右側です。
水がほとんどひあがっています。
こちらは井戸のあるほう橋の左側です。井戸がある
ので水があります。今、なかではアカガエルはほとん
ど大人になり、アマガエルのおたまじゃくしがいます。
水があるという点では、井戸のあるほうがホタルを
放すにはよさそうですが、ほたるのすみか、隠れ家と
なる植物がありません。そこで水はありませんが、
橋の右側にさらに植物を植えてあげて、ホタルを放し
ます。
横山さんが植物をおいていきます。そこの土を移植
ゴテで掘り返して、植物を植えていきます。
植樹スタート!
さあ、みんなの出番です。 岩の上の土はけっこう固くなっています。
スコップではありませんから、なかなか力が入りませ
ん。根気がいります。
井戸側の方にも植えました。
植物の種類は
  ・リュウノヒゲ
  ・タマリュウ
  ・ナガボノワレモコウ
  ・ジュスダマ
  ・セキショウ
  ・ショウブ
  ・カキドオシ
  ・セリ
  ・ミツバ
  ・チドメグサ
  ・アイ
  ・ユキノシタ

 の12種類 56本です。
 苗の上に手をあてて、逆さにして苗をいためないよう
に。みんな上手ですね。
 こちらは井戸です。井戸から水を出して上流をおくり
ます
   
水が出たのを確かめて 水がひあがった橋の西側(右側)にホースをひっぱり
ました。
次にホタルの成虫をミズゴケにのせました。 ホタルのついたミズゴケごと、岩の間においていきま
す。
岩と岩のすきまにおいていきました ホタル、今夜光るといいですね。少し天気が雨模様
で心配です。
こうしてホタレンジャーの仕事は終わりました。
最後に岩にも水をかけてあげ、しっかりと水をため
てあげました。

さて… 今夜ホタルが見られるといいですね。
みなさんおつかれさまでした!


ホタルの夕べを開きました  7月1日(日)

心配されていた雨も小雨でしたので、ホタルを見る
ことができました。
岩と岩の間に光って見えました。
8時頃にはたくさんの人がやってきました。
そして8時過ぎるとホタルがよく光りました。
数えると12,3匹はいました。
気温が20度を超えると、もっとホタルは出てくること
でしょう。明日もたぶんホタルは出てくることと思いま
す。時間のある方は、どうぞ見に来てください。
ざっと200名ぐらいの人がホタルを見に来られたよ
うでした。
埼玉新聞社の方が取材にやってきました。
午後ホタルの準備をしてくれた子どもたちにインタ
ビューがありました。
子どもたちと、お孫さんをつれたおばあちゃんに
インタビューをされていました。
「かわいい孫といい思い出になりました。」
「何十年ぶりにホタルが見れて感動しました」
と、嬉しい言葉をいただきました。
午後にホタルを放す準備をした子どもたちに伝えま
す。
 ホタルは一週間ぐらいは水だけで生きています。まだ2、3日はこの斜面林の水路でホタルを見ることが
できるでしょう。明日の夜もぜひご覧になってください。
 「白岡の自然環境を考える会」の方も明日見えるかも知れません。その時はオカリナ演奏もお願いしてあり
ます。楽しみにしていてください。
ホタルの夕べ 2日目  7月2日(月
ホタルの夕べ2日目です。昨日放流したホタルが
どうなったか心配でした。夜8時近くになるとたくさん
人が集まってきました。
「あ、ホタルだ。光ってる」
「あ、こっちにもいる」
と声があがってきました。
在家小エコクラブの神山先生も来てくれました。ホタ
ルを虫かごに入れてもってきてくれました。子どもた
ちは手にホタルをのせて、大喜びでした。
ホタルの光をじっと見ていると、やさしい気持ちにな
りますね。
「白岡自然環境を考える会」のみなさんもホタルを
見にやってきてくれました。
そして、街灯の下で、オカリナのミニステージを開い
てくれました。遠くからわざわざありがとうございまし
た。
写真クリック動画



7月4日(水) 埼玉新聞に「ホタルの夕べ」のとりくみが掲載されました


8月11日(日) 

  井戸にエンジンポンプがやってきました!

 
 斜面林の井戸に「エンジンポンプ」がやってきました。井戸から水が出た後に、井戸掘り名人の
目黒さんに「中古でもいいですからポンプを購入するとしたらいくらぐらいかかりますか?」とおたずねしたこ
とがあります。井戸の工事が終わり、通水式も終えた、ある日のことです。目黒さんから突然の電話をいただ
きました。「エンジンポンプ」をプレゼントしていただけるとのことでした。しかも新品とのことでした。電話口では
「新品のエンジンポンプは高価なものでしょうし、本当にいただいてよいのですか…」ととまどってしどろもどろ
に話ししていましたが、「子どもたちにプレゼントしますよ!」というお言葉をいただいて、こころよく甘えていた
だくことにしました。
 その目黒さんのエンジンポンプが昨日10日(金)に到着しました。配管の設置の専門業者の方々が目黒さん
からエンジンポンプを預かって来てくれました。
  
        井戸掘り名人 モッチこと目黒さんのサイト  http://motch.pinoko.jp/

配管の専門家の森山さんが目黒さんからいただいた
エンジンポンプを持ってきてくれました。エンジンポンプ
と井戸の下の部分の配管とをつなぎます。
ポンプに誘い水を入れて、スイッチオン!
しばらくすると… 水が!出てきました ずっと、止まることなく出てきました。エンジン出力を
一番小さくしても、写真のようにずっと水が出ています。
こちらはエンジンの燃料です。2サイクル用の混合
ガソリンです。
干上がりかけた水路にアマガエルがいまし。
ほら、かわいいですね。 エンジンポンプもきて、水が枯れないようにするから
ね!元気に育ってくださいね!
翌日11日(土)約1時間ほどエンジンポンプを回して
みました。水が涸れないか心配でしたが、どうして、
どうしてずっと勢いよく出ていました。
こんな感じで勢いがあります。
この後、ホースを二股にして手前と奥の両方に水を
送りました。
   
約1時間後、からからだった水路に水がよみがえり
ました。
反対川の水路は完全に干上がっていましたが、水が
もどりました。
   
 すると…すぐにシオカラトンボがやってきました  トンボも気持ちよさそうにしていました。
目黒さん、エンジンポンプありがとうございました。
大事に使わせていただきます。


「アカガエルと井戸ほり大作戦」
    の絵本ができあがります!
11月2日(金)






 11月2日(金)の環境委員会に川口在住の鈴木さんがいらしゃいました。
 鈴木さんは自然への関心が強く、これまでにも佐藤橋のたもとにあって、治水工事でやむなく
切られた「ムクロジ」の木の物語を「ムクロジ物語」という絵本、紙芝居にしています。
 切られたムクロジの切り株を自然観察員の横山さんがひきとり、庭にうめて育て新しい彦ばえ
が目を出し、ムクロジの木はよみがえりました。現在は綾瀬小学校の校門前に移植されて、元
気に育ち、新しくムクロジの実がなりました。そして、そのムクロジの木の子どもが、戸恣小学
校にも植えてあります。ジャングルジムの後ろにある木がそうです。戸恣小学校のムクロジの
木も来年には実がなりそうです。

  リンク ムクロジ物語

 「ムクロジ物語」の作者の鈴木さんに、戸恣小学校のアカガエルプロジェクト、井戸掘りのと
りくみをお伝えしました。鈴木さんはホームページをご覧になり、新たに筆をとっていただけるこ
とになりました。

 11月2日(金)の環境委員会に、まだ作成途中の絵本を持ってきていただき、子どもたち
に読んでいただきました。
 

絵本・紙芝居をかいていただいている鈴木さんです。 題名は「アカガエルと井戸ほり大作戦」です。
5,6年生高学年の子どもたちに読み聞かせをして
いただきました。
子どもたちは、自分達のとりくんでいるエコ活動が
絵本、紙芝居になって夢中になって見入っています。
アカガエルプロジェクトは2年前から始まりました 子どもたちがアカガエルを育ててビオトープや斜面林
に育て始めて2年間かかって卵を産みました。
アカガエルは2年かかって産卵するようになります。
これは斜面林レストランの絵です。アカガエルが育つ
には水はもちろん、たくさんの生き物つながり、生態系
が必要です。
子どもちからたくさんの感想の声があがりました。
自分たちのやってきたことがよくわかります。それが
こんな素敵な絵本、紙芝居になるなんて嬉しいです。
   
鈴木さんの絵本・紙芝居の基本のモチーフは育った
アカガエルをやさしくもちかかえ、そっと放してあげる
やさしい手だそうです。
最初の絵のはじにもその絵があります。
絵本・紙芝居の最後もその絵がきます。まだ鉛筆の
デッサンですが、これらの絵がどう完成するか楽しみ
していてください。


 戸恣小あすぱるエコクラブは11月17日に開かれる川口市子ども環境フォーラムに参加します。
その場で、これまでのアカガエルプロジェクト、井戸掘り大作戦の報告をします。その席上で鈴木さん
がつくられた絵本、紙芝居を発表させていただきます。
 子どもたちの自然へのやさしさが、鈴木さんの筆を通して、また豊かにふくらんだものになりました。
鈴木さんありがとうございます。
 絵本・紙芝居の完成をみなさん楽しみに待っていてください。


  斜面林 自然観察会  
   
   小さな森の不思議発見  12月23日(日)

   「アカガエルと井戸掘り大作戦」紙芝居完成披露
       
 B級グルメチャンピオンせんべい汁を食べながら

自然観察会のはじまりです。はじめに「あすぱる」
館長の澤田さんのお話です。
講師は自然観察員の横山さんです。南小の子どもた
ちには「隊長」と言ったほうがわかりますね。
観察会の前に「ふゆめがっしょうだん」という絵本の
読み聞かせから始まりました。
冬芽や葉痕(ようこん)の絵本です。
木々は春にそなえて冬芽を出して待っています。
また葉を落とした後に葉痕(ようこん)ができて、
それが顔みたいになっています。
まずは第1ステージ!
学校内の樹木で葉痕(ようこん)さがしです。
南小の蝶の小道に植えた樹木の冬芽や葉痕
(ようこん)を調べました。
あった!あった! ぼくも見つけたね!
さっそく写真にとり、発見した人の顔も写します。 そして、みんなで絵本をつくります!
この蝶の小道だけでもたくさん見つかりました。 中間発表です。
ねむの木、あわぶき、つつじ、みずき、ムクロジ
えのき、くわ、オニグルミ、アカメヤナギ、コナラと
10種類もの冬芽や葉痕(ようこん)が見つかりました。
次は第2ステージ!
ビオトープに出かけました。
まずは… アカガエルはいないかな?
この時期は冬眠しています。
石やすきまをさがしましたが…なかなか見つかりませ
ん。
おーい…アカガエル君はいないかな…
いないなあ…
 23日にはいませんでした。
ところが…12月15日に
はビオトープにいました。これがその時の写真です。
 木をどかすと…ほら…いました。
おなかを見ると赤いですね。だからアカガエルと
いうんですね。
   
 冬眠中で寒いので、あまり動きません。  寒い冬をすごして、春にはまた出てきてくださいね。
   
いよいよ第3ステージです。斜面林に出かけました。 この日は埼玉新聞社の方が取材にいらっしゃいま
した。
ここはエノキの木です。この木の下の落ち葉をめくる
とゴマダラチョウの幼虫がいます。
みんなで何匹も発見しました。
いよいよ今日のまとめです。 Ipadにの写真を写しながらふりかえりをしました。
見つけて冬芽や葉痕(ようこん)を見ながら 次の画面は見つけた子どもの冬芽や葉痕をまね
した変顔がうつります。みんなから「かわいい!」
という歓声と拍手のうずでした。
まとめを終えて、次は
「アカガエルと井戸掘り大作戦」の紙芝居の発表です。
今日は作者の鈴木さんがかけつけてくれました。
はじまりはじまり…
戸恣小のアカガエルプロジェクトと井戸掘りプロジ
ェクの取組をお話しにして、さらに…
絵をつけて紙芝居にしてもらいました
鈴木さんの読み聞かせだけでなく、今日は特別に
主人公ヨシさん本人も朗読に参加してもらいました。
ヨシさんのアカガエル日記の場面です。
大人の人もみんな真剣に聞き入っています。 今日のために、お話しを何度も推敲して、書き直して
持ってきてくれました。
斜面林にアカガエルがすんでいるということは、アカ
ガエルが生きているということだけでなく、、豊かな生
き物のつながりがあるということなんですね。その生き
物とつながりを見守り、大切にするみんながいるから
この斜面林は守り育てられています。
紙芝居を終えて、さあB級グルメチャンピオンせんべ
い汁をいただきます。
斜面林の東屋が、どこかカウンターキッチンのよう
な感じになっています。
ついでもらったお椀に自分でせんべいをわって入れて
食べます。
このおいしい「せんべい汁」は… 実は前日22日につくっていただきました。
ものづくり名人の井原さんの奥様とエコクラブサポ
ーターの柴丹さん、坂井さんのご協力でできあがり
ました。
戸恣小の家庭科室をお借りして料理しました。
これが「せんべい汁」の材料です。 野菜を切って、具をいれて、よく煮込んでいきました
ごぼうも手際よく、小さく切られていきました。 さあ、せんべい汁のできあがり!
盛りつけるとこんな感じです。あたたかくて栄養満点。 この上におせんべいを自分で割って入れて食べます
かたさ、やわらかさは自分でかげんして楽しみながら
食べます。
観察会が終わった後、そとで食べるあつあつの「せん
べい汁」は格別においしいですね。
小さな子どもたちもふーふーいっておいしく食べま
した!
食べ終わってから、ビオトープ前の田んぼの稲わらを
使って、しめ縄づくりが始まりました。
横山さんの奥様が先生です。
三つ編みのような感じで、ひねって作ります。
神様にそなえる「しめ縄」は右巻きに編むそうです。
作業用の縄は左巻きでつくるそうです。
みんなも挑戦!
手伝ってもらって、協力してつくりました。 どうです!素敵ですね。
兄弟で挑戦しました。 素敵なしめ縄ができました。
このしめ縄を家に飾って、素敵なお正月をお迎え
くださいね。

みなさん、今日はありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。

エコクラブ1年間ありがとうございました。
新年もどうぞよろしくお願いします。


    斜面林フィールドワーク 
   
     アカガエルの歌をつくろう!
                
2月24日(日)

 2月24日(日)斜面林フィールドワークと「アカガエルの歌」づくりにとりかかりました。
昨年の2月25日に井戸が完成したことをお祝いして、斜面林フィールドワークと通水式を行いました。
あれからちょうど…1年になります。昨年はフィールドワークの当日にアカガエルが卵を産みました。
さて…今年は…どうでしょう。

 今回は川口北高校の生物部のみなさんも参加しされました。
 子ども達はちょっと大きいお兄さん、お姉さんの参加に大喜びでした。

9時30分、斜面林フィールドワークがスタートしま
した。
まずは、ビオトープに直行!
アカガエルは卵をうんでるかな?
残念でした。まだ産まれてはいませんでした。 ビオトープの池の水温をはかってみました。
水温は5度でした。 ネコヤナギが芽をだしていました。
手でさわるとふわふわしています。 田んぼの水温をはかってみました。田んぼは朝、
氷がはっていました。はかると2度でした。
水道の水は…という 8度です。やはり高かったです。 記録をとっていきました。
ビオトープ観察を終えて、斜面林で出かけました。
入り口に花がさいています。サザンカです。
ツバキとにていますが、サザンカの方は開花が早く
葉がツバキにくらべて小さいです。
サザンカの花粉をみてみました。誰が、サザンカの
花粉を運ぶのでしょう?
子ども達からは「ミツバチ」「チョウ」と声があがりまし
たが、この時期にはいません。
鳥が受粉させてくれるんです。メジロなどが花のみつ
を吸いにやってきます。
めしべの下のほうにみつが光って見えます。 みんなでなめてみました。
「あまい!」と声があがりました。
川口北高校の生徒さんもなめてもらいました。 これがサザンカのおしべです。
おしべがグループになってくっついているというのが
この植物の仲間の特徴です。
斜面林の池にきました。
この池では、これまでアカガエルが卵を産んだことは
ありません。藤田先生によると
「水がちょっと汚れていますね。」「全体にアカガエル
が増えれば、ここでも卵を産むかもしれません」
「そうなったらアカガエルが行き来をする階段をつく
ってあげるといいですね」ということでした。
横山先生が面白い実を手にとって見せてくれました。
これは… すずかけの木、プラタナスの実です。 これがプラタナスです。
西川先生が実を手でつぶすと…実は粉々になりまし
た。
いっせいに種が飛んでいきました。風が種を運ぶん
ですね。
こちらはプラタナスの葉っぱ。 根元をみると、こんなふうになっています。この下
に新しい芽が出てきて、ふるいは葉が落ちます。
えんぴつのキャップみたいです。
井戸に到着しました。井戸の水温は15度。
子ども達から「夏の水道みたいだあ」という声があが
りました。
水路の水温をはかってみました。
水温は9.9度。約10度です。 藤田先生から、向こうの池にアカガエルが卵を産まず、こちらに産む原因も水温にあるのではないかと
いうことでした。アカガエルは水温が高すぎても低すぎてもだめです。こちは日なたもあり半日陰もあり、
アカガエルにはすみやすいのでしょう。
そしてこの木々や草花がすむのには適した環境で
す。
この橋も身を隠すのには最適です。鳥におそわれる
ことから身を守ることができます。
ここはあじさいの群落です。あじさいの芽が小さな
顔にみえるので、どんな顔かでみんなでもりあがり
ました。
これはセミの抜け殻。夏からずっとこの葉について
落ちないんです。しっかりと爪がくいこんでいるので
しょう。
これはスギの実です。 こちらは青木の実です。わると花芽もありました。
   
これはフユヅタです。
雑木林の手入れでは、よくツタが切られてしまいます
がツタも一つの個性だとういのが西川先生の持論で
す。他の樹木によりかかりながら、幹を太くすることな
く上にのび光をあびることができます。考えると効率的
です。
西のはしにある、イヌザクラの木です。
戸塚南小学校の開校の年に西川先生と環境委員会のフィールドワークで見つかりました。川口のなかで
一番立派なイヌザクラの木だそうです。発見したとき
にその場で西川先生が「素晴らしいイヌザクラがあり
ましたよ」と川口市のみどり課に電話していただき市の保存樹木になりました。
これがイヌザクラです。幹が5本も出ています。昔、雑
木林で人が手入れをするときに、一旦切られて、また
ひこばえが育ったんでしょうというのが西川先生のお話
でした。
これが保存樹木に指定された看板です。
この斜面林のシンボルの木、イヌザクラです。
斜面林フィールドワークを終えて、屋上に向かいまし
た。
戸塚南小学校の屋上です。
できたばかりの屋上ビオトープにやってきました。 安行の横山さんの庭に産まれたアカガエルの卵
をこのビオトープに放流します。
これがアカガエルの卵です。 下から見ると、なにやら細長いものが動いています。
これはヨコエビです。ヨコエビは落ち葉を分解をする
し、魚類のエサにもなっています。
さあ、まだ生き物がいない屋上ビオトープにアカガエ
ルのたまごをはなします。
さあ、大きくここで育つんだよ…
放流されたアカガエルの卵です。 これから植物を育てて、豊かなビオトープにしていき
ます。
屋上に植えたクリスマスローズが咲き始めていまし
た。
屋上でのアカガエルの卵の放流を終えて、教室に
もどりました。
今日の講師の先生方です。 児童館あすぱる館長、澤田さんの挨拶です。
澤田さんの声かけで、今日は川口北高校の生徒さ
んがやってきてくれました。
そして、川口北高校生物部のみなさんです。 一人一人に自己紹介をお願いしました。
今、どんな研究をしているかもお話してもらいました。 小学校の子どもたちからアカガエルの卵をプレゼント
しました。大事に育ててくださいね。
在家小エコクラブにもプレゼントしました。 アカガエルを通して、地域でつながっていければ
素晴らしいですね。
藤田先生からビオトープづくりにあたってアドバイス
をもらいました。
アカガエルは敏感な生き物です。生育環境が悪く
なるとあっという間にへっていってしまいます。
今日ビオトープで調べた水温からも生育条件のよし
あしがわかりそうです。
屋上にもっと植物を増やし、日なた、半日陰の状態
をつくることが大切ですねとアドバイスをもらいました。
午前中最後には、西川先生から斜面林についての
お話でした。斜面林は江戸時代から雑木林として人
間が手をいれて育ててきた一部です。当時の人にと
っては燃料や肥料として欠かせないものでした。今で
は台地林も平地林も開発されて、斜面林だけが残っ
ているのが戸塚の今の自然です。この斜面林は自然
と親しむ大切な地域の文化財、宝です。
午前の部が終わりました。いたるところで交流が
行われました。
子ども達は待ちに待ったお弁当で、大喜びでした。 お弁当の後には「アカガエルと井戸ほり大作戦」の
紙芝居の上映から、午後の部が始まりました。
作者は戸塚在住の鈴木寿真子さんです。 戸塚南小の取り組みから紙芝居をかいていただき
ました。紙芝居の終わった後には、デッサンなども
見せていただき、創作の苦労についてお話を聞きまし
た。
続いて、いよいよアカガエルの歌づくりにとりかかり
ました。
講師は音楽家の平嶋淳摩先生です。
平嶋先生に自校紹介をかねて1曲お願いしました。
在家小エコクラブの神山先生が作詞された「つなが
ろうよ」を歌っていただきました。この歌は被災地の
ボランティアをしている神山先生が作詞されました。
戸塚南小あすぱるエコクラブもレコーディングに参加
しました。リンク 「つながろうよ講演会」
写真クリック 動画
歌終わって、さっそく歌詞づくりにとりかかりました。
作曲のだんどり、仕方についてお話ししていただき
ました。A、Aダッシュ、B、サビ、サビという形で曲を
構成します。
事前に自分達が応募そた歌詞など見ながら、今日
のフィールドワークの体験ももとに歌詞をつけ加え
ていきました。
みんな頭を悩ませながら一生懸命考えました。 サビとなる鳴き声をまず決めました。
アカガエルの鳴き声を聞きながら、カタカナで言葉に
していきました。
「クポポポポポ コポコポコトコポ」に決まりました。
その鳴き声の後に、「耳をすませば」、「水の中」という
言葉を入れることにしました。
西川先生からは「命をつなげよう」という言葉を大事
してはという意見もいただきました。
ぼくらの命は小さいけれど
みんなみんなつながっている…
最後には、みんなの力でつなげようという歌詞にする
ことになりました。
次に思い思いにメロディーを口ずさんて曲づくりをし
ました。歌った音を平嶋先生に採譜してもらい、曲に
していきました。
今日は、大まかに仮の1番とサビの歌詞をつくって
終わりました。最後に平嶋先生に演奏をお願いして
これからみんなで続きを考えていきます。

3月20日(水)春分の日に録音します。
写真クリック動画



「アカガエルの歌」をみんなでつくろう! 
           
 2月25日(月)

  昨日の「アカガエルの歌づくり」の講師の平嶋さんから昨日24日(日)に
子ども達が考えた歌詞と曲が届きました。これから子ども達と歌詞と曲を
しあげていきます。
 みなさんもいっしょに曲作りに参加してください。


  アカガエルの歌  曲



   アカガエルの曲(mp3形式)
     上からダウンロードしてメディアプレーヤーで再生できます








3月1日(金)  アカガエルの歌の歌詞を考えました

 1日、4年生、自然探検クラブ、環境委員会でアカガエルの歌の歌詞と曲を考えました

4年生、理科の授業でアカガエルの卵の観察に
屋上に出発。エレベーターで屋上まであがります。
ここが屋上ビオトープです。今日は暖かいので氷は
はっていません。昨日までは朝というと氷がはってい
ました。卵は氷の下でも元気でした。
卵を観察カップにいれて見てみました。 横からも、上からも、下からも観察しました。
教室でも一人一人手にとって観察しました。 この卵からオタマジャクシになるんだあ…
観察が終わって、アカガエルの歌づくりに挑戦しまし
た。
平嶋先生のデモ曲をバックに自分たちの作った歌詞
で歌ってみました。
こちらはギターを弾いてもらって歌に挑戦! みんなで歌を考えました。
 午後は自然探検クラブと環境委員会最後の活動
が6時間目にありました。
 この写真は環境委員会が昼休みに古紙回収して
いるところです。
高学年も歌に挑戦です!
みんなで頭をひねって歌詞を考えました。 キーボードを弾いて、自分たちで歌づくりに挑戦しま
した。さすが高学年ですね!


      アカガエルの歌(案)ができあがりました


 子どもたちが歌った曲とアカガエルの歌詞を平嶋先生にメールで送りました。
 子どもたちの歌を採譜して、曲作りに活かしてもらいます。

  
   歌詞の案ができあがりましたので掲載します



                  アカガエルの歌(案)


   1  ぼくのなまえは  アカガエル
     すんでるところは しゃめんりん

     クモやミミズに むしさんを
     いっぱいたべて いるんだよ

     落ち葉のしたで とうみんだ
     つちのなかは あたたかい

     クポポポポポ コポコポトココポ みみをすませば
     クポポポポポ コポコポトココポ みずのなか
     ぼくらのいのちは ちいさいけれど
     みんなみんな つがなってる

   2  2がつにたまごを うむんだよ

     おなかが赤いと もうすぐだ

     雨があがった そのばんに

     たまごを2せんこ うむんだよ

     あとあし先でて 前のあし

     しっぽがひっこみ だいへんしん

     クポポポポポポ コポコポトココポ みみをすませば
     クポポポポポポ コポコポトココポ みずのなか
     ぼくらのいのちは ちいさいけれど
     みんなみんな  つがなってる

   3   ぼくのなかまは アマガエル
      ヒキガエルに トノサマガエル

     むかしは  いっぱいいたけれど
     なかまがへって さみしいよ

     おちばのあるとこ ふやしてね
     むしのすむとこ まもってね

     クポポポポポポ コポコポトココポ みみをすませば
     クポポポポポポ コポコポトココポ みずのなか
     ぼくらのいのちは   ちいさいけれど
     みんなみんな つがなってる

  4   そだててくれて ありがとう
     まもってくれて ありがとう

     とづかいいとこ しゃめんりん
     すいろの水は すくないけれど

     いどや わきみず たからもの
     なつにはみんなで だいがっしょう

     クポポポポポポ コポコポトココポ みみをすませば
     クポポポポポポ コポコポトココポ みずのなか
     ぼくらのいのちは ちいさいけれど
     みんなみんな つがなってる





   3月2日(土)  
   斜面林にアカガエルの卵が産まれました!


 戸塚南小学校で育ててきたアカガエルが今年も斜面林に卵を産みました。先週2月25日(日)のフィールドワ
ーくではまだ産まれてはいませんでした。昨年はじめての産卵は2月24日でした。今年の冬は寒いので、産卵は
少し遅れると予想していましたが、無事産まれました。

斜面林、水路がある戸塚下台公園です。
梅の花が咲きはじめました。
ここが井戸を掘った場所です。昨夜、雨がふりました。
「あたたかい雨がふった翌日に産みますよ」と川の
博物館の藤田先生がお話されていたとおりでした。
昨夜の雨が気になり、斜面林の水路をのぞいてみま
した。
自然観察員の横山さんも「産まれていないかな…」
と気にして水路にきてくれていました。
見てください!アカガエルの卵が生まれています。
かたまりにして3つです。
この水路に3つの卵塊がありました。1つ2000個
として6000個です。アカガエルのメスが1つの卵塊
をうみます。昨夜、雨があがってオスメスつがいで
3つがいがやってきたのでしょう。
子どもたちもやってきました。
卵をさがすと、上流のほうにも1かたまりありました。
上流はすぐに水がかれてかわいてしまうので、子ど
もたちに救出してもらうことにしました。
これがその卵です。
井戸のある橋の向こう側で3こ、この上流でも1こ
卵が見つかりました。
無事卵を救出しました。
これからまだまだたくさんの卵が産まれることで
しょう。
救出した卵は、アクアリウムの水そうにうつしました。
これがその卵です。 卵の誕生日は今年は3月2日でした。
またアカガエルプロジェクトが始めます。
みなさんたくさんオタマジャクシにかえしてあげてくだ
さい。




3月3日(日)アカガエルの歌づくりに参加してみませんか




 平嶋先生から子ども達の曲をもとにして曲の案が送られてきました。
 平嶋先生のサイト Hirasima Music School


   曲の構成は

       A  ぼくのなまえは  アカガエル
        すんでるところは しゃめんりん

      A’ クモやミミズに むしさんを
         いっぱいたべて いるんだよ

      B  落ち葉のしたで とうみんだ
        つちのなかは あたたかい

     サビ クポポポポポ コポコポトココポ みみをすませば
         クポポポポポ コポコポトココポ みずのなか
         ぼくらのいのちは ちいさいけれど
         みんなみんな つがなってる

というように    A + A' + B + サビ  という構成です。


 すでに      A + A' まで出来上がっており、今回はBメロディの2案が加わりました。

       

                 A + A' + B 1案


                 A + A' + B 2案


   このホームページを見て、2曲を聞かれた人で、どちらがよいと思うか、小さい紙切れに
   1か2と番号を書いて校長室前の「ゆめエコボックス」にいれてください。
   曲の感想、意見もありましたらかいてみてください。




 3月8日(金) 子どもたちが曲を決めました

          アカガエルの歌の曲ですが、1案と2案とありました。
          8日(金)に環境委員会、自然探検クラブ、4年生といろいろな子どもたちに聞いて
          もらいました。

          多くの子どもたちが1案の曲を選びました。
          1案で曲作りを進めていきます。

          平嶋先生に連絡したところ、さっそく4番まで歌詞の入った
          歌をおくってきてくださいました。

          ぜひお聞きください。これからサビの曲作りを進めていきます。


           アカガエルの歌 1案で4番まで


 3月16日(土)
   春の斜面林観察会
    「アカガエル いのちの輪をひろげよう」

 

16日はあすぱる自然観察会でした。館長澤田さん
のお話から始まりました。今日の講師は自然観察員
の横山隆先生です。
戸塚南小学校では、横山さんは「隊長!」といった
ほうが子ども達にはわかりますね。
今回のテーマは「アカガエル いのちの輪をひろげよ
う」です。3年前から戸塚南小で始まったアカガエル
プロジェクトで育てたアカガエルのうんだ卵の数を
調べます。それを記録し、さらにアカガエルの卵を
戸塚のまわりのわき水池や公園の池に放します。
 アカガエルの卵は、はじめ横山さんの庭にすみつ
いていたアカガエルが産んだ卵を南小学校で育て
るところから始まりました。
今日はこの地図をもとに卵の数を記録していきます。この地図はエコクラブサポーターの神山先生がつく
ってくれました。
さあ、1階におりてフィールドワークスタートです。 学校の校舎前の木に鳥の巣を発見!
 これが鳥の巣のアップです。鳥の名前はまだわか
りませんでした。
 斜面林の入り口です。桜が咲いています。
早咲きする安行桜でしょうか。
横山先生が花をとって説明してくれました。 梅と桜のちがいはわかりますか?
梅は一つずつ花がついていますが、桜は2,3個花
がついてますね。だから花が咲くとひろがりがあって
きれいなんです。
そして、この花びらをわって…なかを見ると みつがあります!なめてみると…
おいしい!うっすら桜の香りがします。 子ども達はさっそく花をつまんで味わいました。
 すると…桜に鳥がやってきました。ヒヨドリとメジロ
です。
 これはメジロです。
   
階段をおりて池にきました。 横山さんが長靴で中にはいりました。
みんなで卵を数えていきました。すると…何と11個
もありました。卵塊が11かたまりあったということで
す。
アカガエルだけでなく、ヒキガエルの卵もありました。
ヒキガエルはホースのような卵を産みます。
続いて、水路ぞいを歩いて井戸のほうへ行きました アカガエルの卵はないかな…
ありました! たくさん産まれていました!
上流のほうにも卵が産まれていました。 記録を合計すると…何と卵塊が50個もありました。
昨年は5個でしたから、今年は10倍になったという
ことです。
卵塊50個ということは… 1卵塊が2000個として
何と10万個になります。
1卵塊で戸塚南小学校の生徒の2倍以上。
10万個というと、戸塚地区の人口とかわりません。
 でも10万個全部が成長するわけではありません。
オスメス1つがいでこの卵を産むわけです。2000個
のうち大人に成長して卵を産むのはほんのわずか
です。
上流のほうはすぐに水がかれてしまうので、救出す
ることにしました。この卵を戸塚のわき水池や公園の
池に放すことにしました。 
   
いためないようにそっと取りました。 こちらはヒキガエルの卵です。
ヒキガエルの卵はやく8mあります。
10cmごとに切って、数を調べてみました。
すると…10cmに42個ありました。ということは…

8mある卵には
  42×10×8となりますから
 
  3360個になります!
秋に見つけたあのヒキガエルが卵を産んだんでしょう
か。昨年は水がひあがってヒキガエルの卵は見あたりませんでした。今年は井戸もでき水が確保されてい
るのでヒキガエルも安心して卵を産んだのでしょう。
次はわき水池にいきました。 このわき水池は6年前に子ども達が掘ってつくった
池です。
横山さんが池のなかに網をいれてすくうと… いましたいました!トンボのヤゴです。
ヤゴの頭の形を見ると、だいたい何トンボかわかり
ます。頭が三角なのはアカネ系で、四角だとシオカラ
トンボ系です。これはシオカラトンボのヤゴです。
わき水池にもアカガエルの卵をはなしました。
このわき水池のきれいな水で元気に大きく育つんだ
よ!
次は、立山公園に向かいました。途中、信号のところ
でツクシを発見。
ツクシとりを開始。 このツクシはしっかりと緑の茎をのばしています。
歩いて行くとホトケノザを発見。 ホトケノザは花が笛になります。子ども達も挑戦し
ました。
立山公園の池に到着しました ここにアカガエルの卵をはなします
この池には鯉や金魚がいます。たぶん人が放流し
たのでしょう。鯉は雑食ですから池の生き物をたくさ
ん食べ尽くしてしまいがちです。
ザリガニもこの池にはたくさんいます。
このなかでアカガエルが無事成長してくれるといい
ですね。
放流した卵です。 立山公園の横に桃がさいていました。
桃にもミツがあります。 桜につづいて桃のミツをなめてみました。
今度は桃の香りがしておいしかったです。 これはジュズダマ。白いのはまだ未成熟のジュズダマできれいな飾りができます。
無事、アカガエルが育ちますようにと願って池をあと
にしました。
立山斜面林の木々です。シデの木がありました。
川口の雑木林に多い、シデがありました。イヌシデ
とアカシデがありました。ちょうどこの時期は穂の色でイヌシデは黄緑アカシデは赤いのでよくわかります。
小さな桜がきれいに咲いています。 最後に中台公園の池に到着。
この池にもアカガエルの卵をはなします。 戸塚では一番大きな池になります。
池の水は循環されていて、消毒薬も入っているようで
ちょっと成長が心配です。夏場ではないので、まだ
薬は少ないようです。オタマジャクシから大人になれ
ればあとは陸ですごします。
ここにも放しました。
これはヒキガエルの卵です。 もうオタマジャクシになりかけています。
斜面林観察を終えて、あすぱる児童館にもどって
きました。
入り口で「アカガエルの歌」の歌詞を配りました。
みなさんから歌詞と曲も応募してつくりました 20日(水)にはレコーディングを行います。
ぜひ南小学校、視聴覚室にいらしてください。
午前9時30分からです。
最後に、アカガエルの卵からアカガエルを育てたい
人は横山さんから卵をわけてもらいました。
池から水をくみました。
アカガエルの卵をもらいました。 今日の記録です。アカガエルの卵塊を50個見つける
ことができました。


 アカガエルの歌が、ほぼできあがりました!

  こちらからご試聴ください
      
     
アカガエルの歌  掲載

    
    お知らせ 


     アカガエルの歌 レコーディング!
     さらに…ジャガイモを育ててカレーを食べよう
     3月20日(水)9:30〜 視聴覚室で、できあがった歌を録音します。
        その後11時30から屋上にジャガイモの植えつけをします
 






3月20日(水)「アカガエルの歌」ができあがりました。
           レコーディングをしました

     その後はジャガイモの植え付けをしました

今日はいよいよレコーディングの日です。視聴覚室に
集まった子どもたちには歌詞をわたして、練習してもら
いました。
言葉によっては、ちょっと歌い方がむずかしいところ
もあります。
平島先生は朝早くから会場に来て、録音のセッティ
ングをしていただきました。
準備完了!スタート…といきたいところですが…
まずは録音の注意。マイクは人間の耳とは違って
どんな音もひろってしまいます。紙をもって音を出し
ても大きく入ってしまいます。
マイクの音を聞かせてもらいました。
「ほんとだ!うるさーい!」と子どもたちがびっくりし
ていました。
さあむだな音をたてないように気をつけて歌います 平島先生からは何カ所か歌い方のアドバイスを
もらいました。
何回か歌って、やっと合格!歌の録音って…思った
よりも大変なんですね。
録音を終えて、次は屋上でジャガイモの植えつけ
を行います。
今度は屋上にあがります。 エレベーターで屋上にいきました。
ミニスコップを忘れずにあがりました。 ここが屋上のジャガイモ畑です。
ものづくり名人の井原さんが、あらかじめうねをつく
ってくれました。
ジャガイモの芽を上にして、40cmぐらいはあけて
植えていきました。
みんなで間を上手にとって植えました。 ジャガイモとジャガイモの間には肥料を入れていき
ました。
さあ、植えつけ完了です。 ここはクリスマスローズです。もう花が咲いています。
ここは屋上ビオトープです。 アカガエルの卵からおたまじゃくしがかえっていまし
た。
屋上の仕事を終えて、視聴覚室にもどりました。
平島先生の編集作業が終わったので、できあがった
歌を聴くことにしました。
自分達の歌をきいて… 「なかなかいいね!」と
自画自賛!拍手でした。
平島先生を紹介してくれた在家小エコクラブの神山
先生も応援にきてくれました。今年から在家小でも
アカガエルを育てはじめました。
川口市民環境会議の浅羽さんもお子さんと一緒に
かけつけてくれました。戸恣小学校開校のときか
ら、浅羽さんや川口市民環境会議のみなさんには
協力をいただいています。
最後にものづくり名人井原さんです。 井原さんは今日のために、竹でアカガエルのマスコット
を作ってくれました。アカガエルのストラップとアカガエ
ルのマグネットです。
22日のエコマーケットでも販売する予定です。


 
アカガエルが斜面林の水路、
        学校ビオトープに卵を産みました! 3月1日(土)

 
 
 3月1日(土)、今日は「児童館あすぱる」と協力しての斜面林自然観察会でした。
 今年は大雪が降り、しばらく斜面林の水路が雪におおわれていたこともあって、アカガエルの産卵
がいつになるのか心配していました。いつもより遅くなるのではないかと考えていましたので、今回の
観察会は「春さがし」を中心に予定していました。
 しかし、一昨日から気温があがり、暖かい雨が降りました。アカガエルの産卵の可能性もある
ということで、産卵がある場合は、アカガエルの卵の観察会に切りかえることにしていました。
そして、当日を迎えました。

児童館あすぱるの多目的室を会場にして、観察会
が始まりました。館長の澤田さんのあいさるからス
タートしました。
今回は特別ゲストをお迎えしました。
戸塚在住の鈴木さんです。紙芝居「アカガエルと井戸
掘り大作戦」の作者です。
鈴木さんに戸塚南小学校のアカガエルプロジェクト
のお話をして紙芝居をお願いしました。
紙芝居が始まりました。
この紙芝居の主人公は4年生の女の子でした。
アカガエルの卵からアカガエルを育てて、そのアカガ
エルが斜面林で育ち、2年たって卵を産むようにな
りました。今は、中学校2年生になりました。
井戸通水式の様子です。
アカガエルはもちろんのこと、生き物が育つために
井戸を掘り、水辺を確保しました。
アカガエルを育てたときの苦労、工夫についても
お話を聞きました。
紙芝居の後は、みんなで作った「アカガエルの歌」
を歌いました。
続いて、自然観察員の横山さんのお話です。
この花は何でしょう?
「梅!」
正解!
では、この花は何でしょう?
「… 桃?」
ちょっとむずかしいですが、これも梅です。
梅と桃、桜の違いは花びらで考えるとわかりやすい
です。
梅は花びらが丸く、桃はダイヤ型、そして桜は切れ
こみがありますね。
今日は、春さがしを考えていました。しかしアカガエル
が卵を産んでいるかも知れません。みんなで見にい
きましょう。
児童館あすぱるの入り口に集まって、フィールドワー
クのスタートです。
南小の正門の方に向かい、最初は学校ビオトープ
を調べてみました。
ビオトープの田んぼです。ここには…卵は…ありま
せんね。池には…
ありました! アカガエルの卵です。たまごをおおいっているゼラチン
が透明です。きっと昨日の夜産まれたばかりの卵で
しょう。
池をのぞいてみると… 葉の下に、アカガエルがい
ました。つかまえてみると…
何と…オス、メスのつがいで2匹いました。
赤いほうがメスです。小さめなメスです。 アカガエルというわけがわかります。カエルをひっくり
かえすと…
ほら…赤いですね。卵を産むこの時期は、アカガエル
はお腹がこんなに赤くなります。
まだアカガエルはいるかな?石をひっくり返すと…
いました、いました。小さなアカガエルが冬眠してい
ます。おこしちゃったかな、ごめんなさい。またそっと
ふたをしておきました。
続いて、斜面林の池、水路に向かいました。
公園の下の池です。卵は…  ありました。卵塊を数えると…
何と10個もありました。
続いて水路を上っていき、卵がないかどうか調べまし
た。
井戸のまわりです。ここは堰が作ってあるので水が
たまっています。ありましたありました!
みんな大騒ぎです。卵塊を数えると11個もありまし
た。
さらに水路を上がっていくと…
ここにもありました。ここは卵塊が13個 その先の、昔の水源のほうに行くと、ここは水が
涸れているので、さすがに卵は見あたりませんでした。
学校ビオトープの卵塊も加えて、全部で35卵塊が
見つかりました。卵塊の1つをすくって、みんなで何個
あるのか数えることにしました。本には1500個から
3000個というように載っていることが多いですが、
一体何個あるでしょう?アカガエルの歌では2000個
として扱っています。
井戸から水をくんで、数え終わって卵を入れる水槽に
水を入れました。井戸水は温かかったです。
ここで、予想しました。この卵塊、一体何個卵がある
んだろう?
1000個!  2000個! もう一声!?
子ども達の予想では2000個が多かったです。
卵を小分けして、数え始めました。
数が多いと数えるのが大変です。少しずつ小さな入れ
物に入れて、みんなで数えて足していきます。
一人で何回も数えていきました。
はじめは、数えにくそうでしたが、子ども達もなれて
数えるのが速くなりました。
どんどんメモしていきました。
どんどん卵を数えていきました。 さあ、最後の卵が終わりました。
集計結果の発表です。 この水槽にある卵の数は…
…2… 9… 6… 2965個でした!
大きな卵塊で2965個、約3000個ありました。
平均して1卵塊が2000個と考えると…
卵塊が35個ですから、今日までに70000個が産まれ
たことになります。戸塚の人口が60000人ですから、
それより多いですね。
35卵塊ということは、35つがいいると考えると70匹
のアカガエルがいるということになります。卵をまだ産
まないアカガエルもいると考えると2倍して140匹に
なります。たくさんのアカガエルがこの斜面林で育って
いるということですね。
子ども達から感想を発表してくれました。
「今年も、アカガエルが卵を産んでくれて安心しました」
「一つのかたまりに、何千個も卵があるなんてびっくり
しました」
「卵をはじめてさわって、びっくりしました」
最後に澤田さんのお話をいただきました。
これからもこの斜面林とその生き物たちを大切に守っ
ていきましょう。
最後に、先ほど数えて2965個の卵を屋上のビオトープ
に放します。
児童館から学校の屋上に入りました。
この先が学校の屋上です。 ここが昨年作った、屋上学校ビオトープです。
屋上にも昨年、卵をおきました。アカガエルは育って
いるかな…とさがしてみると、草の茂みにアカガエル
がいました。今年はまだ1年目なので卵は産まないよ
うです。産むまでには2年はかかるそうです。
さあ、アカガエルまた元気に育ってくださいね。
池に卵をはなしました。 卵の成長をみんなで見守っていきましょう。

 




 今回の記録です。