2015年7月18日(月)、綾瀬の森で自然探検コロボックルくらぶの活動がありました。今回は森の樹木で草木染め体験と、蚕の繭から糸を採ってみようという活動です。台風の影響で心配したお天気はなんとか曇りで落ち着いて、参加者、約30人、午前10時に綾瀬の森に集合しました。 どんな植物で生地を染めるかで色は決まるのですが綾瀬の森はクワの木が沢山あるので今回はクワの葉を使ってみることにしました。早速、みんなでクワの葉を集めに森の中へ..。大人は柄の長い木鋏を使って細い枝を切って行きます。一方、身軽な子供達はスイスイと木に登ってクワの葉を集めてきます。沢山集めてきたクワの葉は小さくちぎって、サポーターお母さん達が準備してくれているお鍋に入れて煮出して行きます。その間に子供たちは蚕の繭から糸をとることに..。糸の始まりを探すのがちょっと難しそうですが、その後はスルスルとつながってとれてくるので丁寧に手作りの糸巻きで巻き取って行きます。蚕の糸取りも一段落する頃に桑の葉の煮出しも終わり、煮汁を別の容器に移します。桑の葉の煮汁は茶色っぽくて、元の葉の色とは全然変わってしまっています。色留めのミョウバンをひと匙いれて出来上がりです。ほどほどに冷めたところで、生地をお鍋に入れていきます。茶色っぽい煮汁の中に入れた生地は不思議なことにきれいな黄色に染まって行きます。色の濃さなどは生地を浸す時間などで変わっていくそうです。色が定着するまで1、2日かかるのでビニール袋に入れてみんな持ち帰ることにしました。みんなが持ち帰った生地はどんな風に染まったでしょうか。我が家に持ち帰った生地は3日後に袋から取り出して水で洗って乾かしました。いつもは、自然の中で遊んだり、食べたりする活動ですが、今回の草木染めは、また新しい森の恵みを体験することができました。活動の終わりに、いつも通り「ありがとうございました!」と森にお礼を言って解散しました。そして今日もまた、活動を支えてくれたサポーターの皆さん、横山さん、他沢山の皆さん、ありがとうございました。

エコクラブサポーター 岩川記

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