戸塚南小学校の屋上には学校ファームがあります。屋上農園ということで、なかなか管理、手入れが大変です。
戸塚南小学校が開校した年には手をつけることができませんでした。
2年目から屋上で農園作りが始まりました。耕耘機も用意して、畑づくりへの挑戦が始まりました。しかし最初の年、ジャガイモ畑はイモが実ることはありませんでした。土があまりにもやせていたからです。土の深さも足りませんでした。授業で使うにしても、手入れが大変でした。上履きで屋上にあがり、下履きに履きかえるだけでも大変な手間となりました。畑仕事をして、また上履きに履きかえ、泥だらけの下履きを手にして屋上から校舎内に入るのも一苦労でした。
結局、学校で育てる野菜は2年生サツマイモと6年生ジャガイモだけになりました。やがて教科書の変更もあり、2年生のサツマイモだけを屋上で育てることになりました。低学年の子どもたちが屋上で作業をするのは、とても大変です。草むしり一つとっても屋上だと、通常の学年園に比べて手間がかかります。ある年は雑草が伸び放題となり、サツマイモがほとんど収穫できないということもありました。
こうしたなか、戸塚南小にエコクラブが発足して、エコクラブの子どもたちが土日を使って畑仕事をすることになりました。サポーターの保護者にもお手伝いいただいて、畑も増えました。しかし、それでも畑の手入れは大変です。ちょっと油断すると雑草が伸びてしまいます。実った野菜もそのままになってしまいます。エコクラブの畑づくりが始まってから数年後、強力なサポーターをお迎えすることになります。日頃、子どもたちには「スクールガードリーダー」として親しまれている井原さんです。子どもたちには「ものづくり名人」としても有名です。現在、井原さんが毎日のように畑に足を運んで手入れをしてくれています。井原さんを中心に数年かけて土づくりに取り組んできました。秋、斜面林にたまる落ち葉も井原さんが屋上まで運んで堆肥にして活用しています。
今では畑づくりの輪はエコクラブの児童だけでなく、あすぱるの幼児さん達にもひろがっています。
学校のサツマイモ畑も井原さんが事前に土づくりをして耕して用意してくれています。井原さんを中心にエコクラブが学校応援団として畑づくりとその維持に協力しています。

7月30日(水)にはエコクラブの学校ファームのメンバーが集まり、夏野菜を収穫しました。そして収穫した夏野菜をつかって夏野菜カレーに挑戦しました。ジャガイモはもちろん、ニンジン、ナス、ピーマンなどすべて材料の野菜は収穫したものです。
子どもたちが料理したカレーは
「一年生カレー」「ナオキクカズキ カレー」「チーム 野さいカレー」「新せんカレー」
の4つとなりました。
子どもたちがレシピを考えて、それぞれに工夫してつくりました。
育てた野菜を収穫して、自分たちでカレーを考えて、料理して食べました。

この日、ゲストとして戸塚南小学校の加藤校長先生、校務員の下田さん、榎さんをご招待しました。日頃からエコクラブが大変にお世話になっています。校務員の下田さんは7月で学校を退職されます。エコクラブからささやかなお礼として、手作りの夏野菜カレーを食べていただくことにしました。またみんながお礼を書いた色紙をおわたししました。

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