斜面林の水路の様子を見てきました。先日、井戸の水の出口のパイプを分岐して、上流にも水がたまるようにしたからです。時間は午前11時30分ごろでした。水路を見ると上流にずっと水がたまっていました。どこまで水がたまるかと心配していましたが、あまり高低差がないのでしょうか、もう一つ向こうの橋のところまで水がたまっていました。春先、アカガエルが卵を産みつけるところまで水がたまっていました。これで、来年の春はアカガエルの卵の救出は必要なくなりました。よかった…と思って、さっそく自然観察員の横山さんにお電話をしました。水路の様子を話すと、横山さんから「昨日、私も斜面林の水路の様子を見に行きました。そのときオニヤンマが飛んできました。水が流れているから卵を産みにきたんでしょうかね」
お話を聞いてびっくりしました。これまで斜面林でオニヤンマを見たことはありません。オニヤンマは水の流れがあるところでないと産卵はしません。電動ポンプがついて定期的に水が流れるということがわかったのでしょうか。だとしたら何と生き物は環境の変化に敏感なのでしょう。というよりも人間が鈍感すぎるのかもしれませんね。
水が定期的に斜面林に流れるようになり、さらには上流にも水が確保されて、もっともっと斜面林水路周辺の生態系は豊かになっていくことでしょう。次の自然観察会が楽しみです。
エコクラブサポーター 菊次