斜面林の水路の様子を見てきました。先日、井戸の水の出口のパイプを分岐して、上流にも水がたまるようにしたからです。時間は午前11時30分ごろでした。水路を見ると上流にずっと水がたまっていました。どこまで水がたまるかと心配していましたが、あまり高低差がないのでしょうか、もう一つ向こうの橋のところまで水がたまっていました。春先、アカガエルが卵を産みつけるところまで水がたまっていました。これで、来年の春はアカガエルの卵の救出は必要なくなりました。よかった…と思って、さっそく自然観察員の横山さんにお電話をしました。水路の様子を話すと、横山さんから「昨日、私も斜面林の水路の様子を見に行きました。そのときオニヤンマが飛んできました。水が流れているから卵を産みにきたんでしょうかね」

お話を聞いてびっくりしました。これまで斜面林でオニヤンマを見たことはありません。オニヤンマは水の流れがあるところでないと産卵はしません。電動ポンプがついて定期的に水が流れるということがわかったのでしょうか。だとしたら何と生き物は環境の変化に敏感なのでしょう。というよりも人間が鈍感すぎるのかもしれませんね。

水が定期的に斜面林に流れるようになり、さらには上流にも水が確保されて、もっともっと斜面林水路周辺の生態系は豊かになっていくことでしょう。次の自然観察会が楽しみです。

エコクラブサポーター 菊次

8月2日(土)綾瀬の森で「夜の生き物さがし」を行いました。
自然探検コロボックルクラブ代表で、自然観察員の横山さんが講師です。
まだ薄明かりのある6時30分、綾瀬の森に戸塚南小学校、安行小学校、戸塚綾瀬小学校、安行東小学校、差間小学校、戸塚小学校などいろいろな学校の子どもたちが集まりました。子どもたちは虫網、虫カゴを持ってきて、昆虫採集やる気まんまんです。横山さんからは「今夜はまず生き物を見つけたら、すぐに採らない」と話しがあると、子どもたちからは「えーっ!」と声があがりました。「まずどんな生き物がいるのか、その様子をしっかり観察して記録しよう。その後、採ってもいいですよ」ということで、子どもたちは安心したようです。
横山さんのお話が終わって、生き物さがしが始まってすぐに、アブラゼミの幼虫が地面から出てきて歩いていました。幼虫は明るいうちに地面まで出て来ていて、夜までずっとあたりの様子を見ているそうです。幼虫の歩く姿には、みんなびっくりしました。速いこと、速いこと、どんどん歩いて木を見つけると、すぐに木に登り始めました。ちょうど時間は7時です。幼虫はアブラゼミです。この一匹の羽化の様子を写真で掲載しました。羽化が終わったのは8時30分です。約1時間30分の羽化のドラマでした。
子どもたち以上に、大人たちのほうが「はじめてセミの羽化をみました」と夢中になって観察していました。「首がいたいなあ」と言いながらずっと目を凝らしていたお父さんお母さんも多かったですね。

日曜日のしゃめんりん               2年 女の子

日曜日にしゃめんりんにいったら、
トカゲやバッタ、ちょうちょがいっぱいいました。
学校がある日は生き物にとっては、うるさいみたいです。
さいきん、しぜんがとてもへってきています。
いろいろたてものが多くなってきています。
だから、生き物たちがしゃめんりんや学校にあつまってきています。
木や竹が多くなるようにと、しぜんが大すきな、い原さんや、
あんぎょう小からわざわざきてくれるきくつぎ先生、
ほかにもいろいろな人がしぜんをまもろうとがんばっています。
なので、みんなもまもってほしいと思いました。
しゃめんりんには、しぜんのたからがいっぱいです。
きれいなあじさい、川にザリガニ、とりや虫たちもいっぱいいます。ぜひみてください。