ツリークライミングの講師はツリークライミング(R)ジャパンアドバンスドツリークライマー・インストラクターの大西さんご夫妻とスタッフの皆さんです。ツリークライミングも綾瀬川フィールドワーク第1回目から行っています。綾瀬川フィールドワークの前に、戸塚南小学校の「ぐんぐんドリーム」という体験学習でツリークライミングは行われていました。大西さんご夫妻は、実は戸塚南小学校の保護者でもありました。お子さんは南小第2期生、2代目環境委員会委員長でした。息子さんですが、もう大学生です。このツリークライミングにもインストラクターとして参加してくれています。戸塚南小学校の環境学習、とりわけ斜面林、竹林の授業がきっかけで、今にいたっています。綾瀬川フィールドワークは、専門家の先生はもちろん、地域の方、保護者のみなさん、たくさんの方々のご理解とご支援によって今日を迎えています。

ツリークライミングはスポーツではありません、競技でもありません。自分のペースで、まわりの景色を楽しみながら、木に登ります。ロープ1本だけを使って、自分の体重をかけるだけで、登っていきます。ですから小さい子も、お年寄りも、障害のある人の楽しめるレクレーションです。

木に登りながら、木と触れあいます。見慣れたはずの周りの景色が、全く違って見えるものです。自分の力だけで木の登り切ったときの充実感は、子どもたちの自信につながります。心が開放されて、木の上で叫び出す子どももいるものです。

木を大切にしようと頭や知識で勉強するよりも、ツリークライミングを経験することのほうが5感を通じて、身体全体で、木や森と親しめるものです。

エノキの木に登る前に、木にあいさつをして、登り終わった後は木に「ありがとう」と言ってツリークライミングは終わります。子どもたちの世界は、ツリークライミングをする前と、後ではずいぶん変わっているのではないでしょうか。

Comments are closed.

Post Navigation