2015年1月25日(日)、戸塚南小あすぱるエコクラブ最初の活動です。
春を迎える植物たちの冬芽の観察、伸びた樹木の枝の剪定、戸塚南小の校庭西側の樹木のネームプレートの付け替えを行いました。校庭西側にある樹木たちは、約6年前、2009年5月22日、生物多様性の日に合わせて当時の4年生たちが植樹した木です。「生物多様性の日」は1992年の5月22日に国連で定められ、この日に植樹をする事を呼びかけています。いつもエコクラブの活動に参加しているジュニア自然観察員さんも、当時小学4年生で植樹に参加していました。
というわけで、午前10時に児童館あるぱるに集合して、早速、活動開始です。まず斜面林に行き、ネームプレートの材料にする竹を切ります。手頃な竹を横山さんに選んでもらい子供達で切りました。木を倒す方の側に少し切れ目を入れて、今度は反対側のちょっと高い場所にノコギリを入れていくと、パッキリと始めに切れ目を入れた箇所で木が折れます。一本の木を切るのにも、ちょっとした工夫や知恵があるものなんですね~。切り出した竹をネームプレートにちょうど良い大きさに更に切って行きました。けっこうたくさんのネームプレートが出来上がったので、余ったら持ち帰って自宅で使う事になりました。場所を変えて、下台公園の日だまりで一息入れます。のんびりとした空気の中で、今日観察する冬芽にちなんだ絵本「ふゆめがっしょうだん」をジュニア自然観察員さんに読んでもらい、いよいよ校庭の樹木の手入れの開始です。みんなで冬芽をさがしながら、ネームプレートを新しくして行きます。また今回は、写真入りの樹の解説書きに子供達の動画による説明を記録し、刻印されたQRコードで携帯電話やスマートフォンからそれぞれの動画を見られるようにするという試みも行われました。始めは緊張していた子供達も、自分が選んだ木の説明をする時は、一回りも二回りも大人に見えるくらい堂々として頼もしい姿でした。木の名札もすっかり新しくなり、みんな冬芽も見る事が出来たあとは、おやつのマシュマロです。子供達が活動している間に、サポーターのお母さん達とあすぱるの池田さんで七輪で炭を熾して(おこして)くれていました。マシュマロを竹串にさして、炭火にかざしてゆっくり焼いて行きます。 焼き過ぎると黒こげになってしまいます。上手に焼けてほんのりと中まで熱が行き渡ったマシュマロは、なんとも暖かくて優しい甘さでした。この場所に根付いてから約6年、みんながつどった中で、植樹した木々たちはいつもより生き生きとしているように感じます。まだ寒さが戻ったり、雪が降る日もあると思いますが季節はちゃんと巡っていて、アカガエルの産卵もまもなく始まります。春に向けて、少しずつ少しずつ動いている、そんな自然の姿をみんなでゆっくりと見て行きたいと思います。もしなにかを発見した時は、「エコクラブサポーター便り」で教えて下さいね。

エコクラブサポーター 岩川記

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