6月15日(日)は斜面林の自然観察会を行いました。講師は自然観察員の横山さんです。子どもたちには横山隊長と言ったほうがわかります。この自然観察会は年4回、児童館あすぱると協力して行っています。観察会の記録写真は児童館にも掲示されていますので、機会があったら見て下さい。
はじめに戸塚南小学校駐車場でジャコウアゲハとそのサナギを観察しました。この場所でたくさんジャコウアゲハが育ち、飛び立っています。ウマノスズクサというジャコウアゲハの食草があるからです。
続いて、池に行きアカガエルを観察しました。池からたくさんのアカガエルが大人になって上陸しています。その後は、みんな虫網をひろげて虫調べを行いました。
今回の調査は埼玉県のモニタリング調査となっています。今回は全部で32種類もの生き物を見つけることができました。爬虫類についてはカナヘビを発見しました。川の博物館にその写真をデータとして送りました。年々、斜面林の生き物は豊かになっています。井戸に電動ポンプがついたこともあり、さらに水辺の環境が確保できました。これからのどんな生き物が増えていくか、見守っていきましょう。

今回の活動はテレビ取材が入りました。16日(月)の午後9時半から11チャンネル JCN埼玉で放映されました。

6月14日(土)に戸塚南小学校で今年度第1回目の竹林間伐を行いました。
戸塚南小学校ではPTA竹林整備委員と戸塚南小あすぱるエコクラブと協力して竹林の間伐を行っています。

竹はそのままにしておくと密集して生え、光が入らなくなります。すると竹は光を求めて竹林の外へ外へとひろがっていき樹木をだめにしてしまいます。竹林を間伐することは竹林のためにとてもよいことです。昔、里山に人間が手を入れて守り育ててきたように、竹林に人間が間伐という手を入れることで、竹林が守られています。春には毎年、タケノコ堀りができるのは、その竹林の恵みです。竹林に恩返しをするつもりで、竹林間伐を続けています。

今回は戸塚南小の教頭先生も参加していただき、他の先生方も応援に来てくれました。またお父さんもたくさん来て頂きました。みなさん、ご協力ありがとうございました。

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ジャコウアゲハというチョウがいます。飛び方は何ともひらひら、ひらひらと優雅に飛びます。あんな飛び方だとすぐに鳥につかまってしまわないのかな・・・と心配になるぐらいです。ジャコウアゲハはなかなか見ることはできないチョウです。しかし、ここ数年斜面林でよく見かけることができます。

 

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ジャコウアゲハを見ることができるようになった訳は、戸塚南小学校のお客様駐車場に秘密があります。

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ここに生えている植物のなかにウマノスズクサがあります。

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真ん中下の方に見えるハート型の植物です。ウマノスズクサがジャコウアゲハの幼虫の食草です。ここに育つウマノスズクサは5、6年前に環境センターの生け垣に生えたいたウマノスズクサを移植したものが大きく根付きました。

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5月のはじめ、このウマノスズクサにたくさんの幼虫がいました。ざっと数えても30匹ぐらいいました。幼虫は葉を食べ終わると葉を切り落としていきます。大きくなると、この葉を離れて、安全な場所でさなぎになります。ウマノスズクサには毒があります。ですからそれを食べて大きくなるジャコウアゲハも毒をもっているので鳥たちはジャコウアゲハを食べることなないそうです。どうりでジャコウアゲハが優雅に飛んでいるはずですね。

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6月8日 幼虫の様子を見に来ると、ほとんど葉にはいません。それどころか、葉がほとんど切り落とされてなくなっています。幼虫はどこにいったのだろう・・・とあたりを見回すと、いました!

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このすみっこで、まさにさなぎになるところです。

ジャコウアゲハの幼虫はさなぎを見かけたら、とらずにそっとしておいて、見守ってください。

また斜面林にジャコウアゲハが優雅に飛ぶ姿を見せてくれることでしょう。

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下台公園斜面林の水路の井戸に電動ポンプがつきました。ちょっと見ただけでは今までと変わりません。

井戸の下のほうの石垣を見てください。ここから水が出ています。

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ここです。川口市公園課さんの工事が終わりました。この石垣の中に水の出口の配管があります。

井戸から横に出口を引き出しました。1日に約2時間ほど、水をくみ出すそうです。

 

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制水弁と名前のある小さなマンホールのフタがあります。

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井戸の奥にある、これが電動ポンプです。井戸からここまでくみ上げて、また水路に水をもどしています。

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タイマーで制御してあります。その装置は、この公園の倉庫に設置してあります。

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ところで、保護者のみなさんから「電動ポンプがつくのはいいけれど、手でこいで水が出せないのはさみしい」という声があったそうです。心配はいりません。手動も使えるようになっています。

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手でこぐと、ほら しっかりと水が出てきました。井戸周辺の水が確保されたことで、水辺の生き物が生きる条件が豊かになりました。

6月7日(土)に、竹林間伐、ホタルのための植樹、ホタル鑑賞会を予定していましたが、雨のために延期となりました。今のところ竹林間伐は14日、ホタルのための植樹、ホタル鑑賞会は15日(日)に予定を考えています。あらためてメール配信でお知らせします。

 

6月1日(日)戸塚南小あすぱるエコクラブでサツマイモの苗と夏野菜の苗を植えました。
午前10時に児童館あすぱるに集合しました。学校ファームの村長さんの井原さんから畑づくりについて、いろいろとお話を聞きました。苗を植えただけでは作物は収穫できません。水はもちろん、肥料をあげたり、草むしりをしたり手をかけることが大切です。
サツマイモ畑は学校屋上の一番はじの畑です。みんなで草むしりをしました。土おこしをしました。暑い日差しのなか、みんな頑張りました。お父さん、お母さんも一緒になって畑仕事をしました。畑では土が一番大切です。戸塚南小学校の屋上ファームの土も年々良くなってきました。村長さんの井原さんが毎日ように来て、手入れをしてくれるおかげです。畑の準備をしてからサツマイモの苗を植えました。

学校ファームの一角に屋上学校ビオトープがあります。一昨年、エコクラブでもある学校の自然探検クラブのメンバーつくりました。素敵な戸塚南小学校では2つめのビオトープになっています。ビオトープにはなんとアカガエルが育っています。大きく成長したアカガエルを見て、子どもたちは大喜びでした。

サツマイモ苗植えを終えて、次に夏野菜の苗を植えました。学校ファーム登録のメンバーで夏野菜を植えていきました。キュウリ、ミニトマト、ナス、ピーマンと植えていきました。太陽の光をいっぱいにあびて、戸塚南小学校の屋上に育つ夏野菜達をぜひ見守ってくださいね。