2015年2月7日(土)、斜面林での竹林間伐が終わって、残ったメンバーで学校ビオトープの下草の手入れをしました。
そこで大発見!。ビオトープの池でアカガエルが産卵していました。卵塊は2つ確認できて、アカガエルくんも池の中で休んでいました。アカガエルくんは冬眠明けで寝ぼけているのか、池の魚に抱接していました。魚は時折もがいていて、さぞかし迷惑だったと思います。斜面林の水路や、屋上ビオトープの産卵ももうすぐです。いよいよ生き物達の季節が始まるかと思うとワクワクしてきます。やさしく見守ってあげて下さいね。

エコクラブサポーター 岩川記


2015年2月7日(土)、下台斜面林の竹林間伐を行いました。 斜面林の竹林間伐は年2回ほど実施されます。
いつもは斜面林の東寄りの竹林ゾーンと呼ばれる範囲の間伐するのですが、その一方、樹木ゾーンに進出した竹には手が回らずそのままになっていました。竹は他の樹木と比べて成長が早く、背が伸びると日光を遮って樹木ゾーンの木々が弱ってしまいます。今回、2015年1回目の竹林間伐では、樹木ゾーンに進出した竹を重点的に間伐しました。
朝9時に先発隊が斜面林のあずま屋に集合しました。先発隊は、教頭先生以下、戸塚南小の先生方とサポーターの方々です。
後発隊は10時に到着するので、その間に先行して作業を進める作戦です。しかも今回は川口市公園緑地公社さんから新しい用具もお借りする事ができました。
というわけで簡単な打ち合わせの後、作業開始です。
樹木ゾーンの竹は他の木々の合間をぬう様に茂っているので中々大変です。思うように鋸(のこぎり)を入れることが出来なかったり、足場が悪かったりして滑ったりしますが、みんなで協力して作業を進めて行きました。
サポーターさん達には過去に間伐に参加された方もいて、慣れた身のこなしで着実に切り倒していくのに対して、南小の先生方は息の合った連携で、パワフルにバキバキと切り倒して行く姿が印象的でした。また女性の先生方も、男性陣に劣らず活躍して頂いて、本当にありがとうございました。10時になり、後発隊(お母さん達と、子供達)が合流して、切り倒した竹の運び出しが始まりました。枝が張っていて結構力が要るのですが、お父さん、お母さん方、そして子供達もがんばって運んで、カブトムシの飼育箱の横に集積しました。間伐作業が終わった斜面林は樹木ゾーンにもしっかり日があたり、風の通りも良くなりました。作業を終えてから、みんなあずま屋に集まって、焼きマシュマロを頂きました。
あさ、早くから参加して頂いたサポーターの皆さん、南小の先生方、がんばってくれた子供たちも、みんなありがとうございました。

エコクラブサポーター 岩川記


2015年1月25日(日)、戸塚南小あすぱるエコクラブ最初の活動です。
春を迎える植物たちの冬芽の観察、伸びた樹木の枝の剪定、戸塚南小の校庭西側の樹木のネームプレートの付け替えを行いました。校庭西側にある樹木たちは、約6年前、2009年5月22日、生物多様性の日に合わせて当時の4年生たちが植樹した木です。「生物多様性の日」は1992年の5月22日に国連で定められ、この日に植樹をする事を呼びかけています。いつもエコクラブの活動に参加しているジュニア自然観察員さんも、当時小学4年生で植樹に参加していました。
というわけで、午前10時に児童館あるぱるに集合して、早速、活動開始です。まず斜面林に行き、ネームプレートの材料にする竹を切ります。手頃な竹を横山さんに選んでもらい子供達で切りました。木を倒す方の側に少し切れ目を入れて、今度は反対側のちょっと高い場所にノコギリを入れていくと、パッキリと始めに切れ目を入れた箇所で木が折れます。一本の木を切るのにも、ちょっとした工夫や知恵があるものなんですね~。切り出した竹をネームプレートにちょうど良い大きさに更に切って行きました。けっこうたくさんのネームプレートが出来上がったので、余ったら持ち帰って自宅で使う事になりました。場所を変えて、下台公園の日だまりで一息入れます。のんびりとした空気の中で、今日観察する冬芽にちなんだ絵本「ふゆめがっしょうだん」をジュニア自然観察員さんに読んでもらい、いよいよ校庭の樹木の手入れの開始です。みんなで冬芽をさがしながら、ネームプレートを新しくして行きます。また今回は、写真入りの樹の解説書きに子供達の動画による説明を記録し、刻印されたQRコードで携帯電話やスマートフォンからそれぞれの動画を見られるようにするという試みも行われました。始めは緊張していた子供達も、自分が選んだ木の説明をする時は、一回りも二回りも大人に見えるくらい堂々として頼もしい姿でした。木の名札もすっかり新しくなり、みんな冬芽も見る事が出来たあとは、おやつのマシュマロです。子供達が活動している間に、サポーターのお母さん達とあすぱるの池田さんで七輪で炭を熾して(おこして)くれていました。マシュマロを竹串にさして、炭火にかざしてゆっくり焼いて行きます。 焼き過ぎると黒こげになってしまいます。上手に焼けてほんのりと中まで熱が行き渡ったマシュマロは、なんとも暖かくて優しい甘さでした。この場所に根付いてから約6年、みんながつどった中で、植樹した木々たちはいつもより生き生きとしているように感じます。まだ寒さが戻ったり、雪が降る日もあると思いますが季節はちゃんと巡っていて、アカガエルの産卵もまもなく始まります。春に向けて、少しずつ少しずつ動いている、そんな自然の姿をみんなでゆっくりと見て行きたいと思います。もしなにかを発見した時は、「エコクラブサポーター便り」で教えて下さいね。

エコクラブサポーター 岩川記


12月27日(土)、あすぱる児童館で門松作りと餅つき会が催されました。
エコクラブ、2014年最後の活動はお正月先取り企画です。
正月の飾りを自分で作ることも、餅つきを体験する機会も中々ありません
自分がまだ子供の頃、餅つき会などはお正月や季節の行事で、町内会などで行われていたのをかすかに記憶しています。時代が変わり、地域住む人の移り変わりも多い今では本当に珍しいものになってしまいました。
という訳で、殆ど初体験と言って良い今回の活動の顛末やいかに..
門松作りはもの作り名人、井原さんの指導のもとに始まりました。最初に大体の作り方を教わって、材料を選んで早速製作開始です。
材料は斜面林で間伐した竹を使いました。そのほかの材料は井原さんが用意してくれました。 一応手本が用意されていますが、みんな思い思いの材料を組み合わせて個性的な門松が出来上がって行きました。
もっと似かよったものになるかと思いましたが、子供達の想像力はすごいものですね。
みんな立派な門松が出来上がった後は、餅つき会です。
子供達が門松を製作しているかたわらで、サポーターの方々が準備を進めていました。
蒸し上がった餅米を木臼に移して、杵でこねて、バッチンバッチンと搗いて(ついて)行きます。 木臼も杵も安行小学校から拝借した立派なもので、これもまた貴重な品です。
普段は倉庫に眠っている木臼に久しぶりに生命が宿り、勢いよく振り下ろされる杵の重みをしっかり受け止めて、お餅が搗きあがって行きます。せっかくなので子供達も搗いてみる事にしました。 想像以上の杵の重みや、ずっしりとしたお餅の感触に驚きつつも楽しい時間を過ごしました。搗き上がったお餅は、きな粉や小豆、大根おろしを絡めてみんなで美味しく頂きました。 中々体験出来ない餅搗きや門松作りですが、出来上がったお餅がみんなをくっつけて、今年最後の活動は笑顔で無事終了しました。

エコクラブサポーター:岩川 記


12月20日(土)、綾瀬の森で「綾瀬の森を元気にしよう!」、「綾瀬の森、コムラサキ保護プロジェクト」の活動がありました。
綾瀬の森にあるヤナギの木を保護して、それを食草にするコムラサキを守ろうという活動です。
横山さん代表をつとめるコロボックルクラブの呼びかけで、あすぱるエコクラブ、安行小学校
などの子供たちや、そのお父さん、お母さんたちも一緒に参加してくれました。
茂り過ぎた枝を切って、森に日が差し込むようにします。
切った枝は、虫の家の材料になり、枯れた枝は今日のお楽しみ、焼き芋会の薪(まき)になります。
お父さんたちは、ヤナギの木の周りの草を刈ったり、太い枝を切ったりとがんばりました。
お母さんたちは焼き芋会のお芋をちょうど良い大きさに切ってアルミホイルで包んだりと準備に活躍してくれました。
子供達は落ち葉のプールで虫の気持ちになりました。子供達は他にも慣れないマッチを使って、焼き芋の火熾し(ひおこし)に挑戦したり、お父さんたちと一緒に枝を切るのを手伝ってくれたりと、遊んでいるばかりではない活躍をしてくれました。
「綾瀬川を愛する会」の方々は、焼き芋会へのご招待だったにもかかわらず、枝の剪定に活躍してくれました。
ひと仕事終えたあとは、お待ちかねの焼き芋です。森の手入れをしている一方で、焼き芋も着々と進行していました。
焼き芋担当のお母さんたち、子供達は、時折、煙にむせながらもしっかりと炭を熾して、じっくりお芋を焼いてくれました。
表面が黒く焦げていても、割ってみるとホクホクで、とてもおいしく頂きました。
自分が子供だった頃は、道ばたで焚き火をしている風景は良く見かけましたが
最近は個人で焚き火をするのは、なかなか難しくて子供たちには貴重な体験です。
また今回は綾瀬川の対岸の越谷市から、越谷総合技術高校の生徒さんたちも参加してくれて、ただの焼き芋会ではない、立派な環境保全のイベントになりました。
作業を終えたあとの森は地面にもしっかり日が当たり、下草もちゃんと育ってくれそうです。
そうする事で小さな生き物たちの世界も守られます。 
帰り際に振り返って眺めたとき、なんとなく森が大きく深呼吸をしたように感じた1日でありました。

エコクラブサポーター:岩川 記